「5日は捨て日」からの解放

以前は毎日同じような生活をしていてつまらない人生だと思った。

人生って何だろう？
生きることって何だろう？

って。
月曜日から金曜日まで仕事に行き帰ってきてまた明日に備える。ちょっとした時間でスマホを見て風呂に入り、夕食を食べながらダラダラ観て気づけば寝ないといけない時間。
これの繰り返し。
だから土日の休日だけが生き甲斐だった。
土日に全ての軸を置いているので月から金は完全に消化試合。「土日まであと何日」とカウントダウンの平日。
だから火曜とか水曜あたりが精神的にかなりきつかった。

そんな毎日を過ごしていてたら楽しいはずがない。
7日のうち2日だけが楽しみで5日は捨て日。単純に人生の7分の5は抜け殻のように過ごしているのだ。もちろん途中で何度もこの感覚ではいけないと思い、いろんな本を読んだりして精神的にプラス思考に持っていこうとした。でも現実に毎日過ごしているとまた以前の感覚に包まれてしまう。

平日は1日のほとんどが通勤と仕事時間。仕事は楽しくなくやりがいも全くなかった。長年勤めてきた中で仕事を楽しむためにいろんなことも試した。エクセルの関数を独学で覚え効率のいいデータ表や資料を作ったり時短につながるようなことを試したり。でもそんなものはその時だけ楽しくすぐに飽きた。職種にもよるが、与えられてた範囲内でしかできない職場だったので限界がすぐに見えた。

転職も考えたが何のスキルもないしやりたいと思えるような仕事が浮かばなかった。そんなこんなしているうちにあっという間に勤めて23年が過ぎていた。

今年の1月に退職をし今は毎日ブログ三昧。もっともやりたかった生活だ。

今はブログだけで食べていけるほどの収入はなく、失業保険と貯蓄を切り崩して過ごしているが不安が不思議とない。

どこからそんな自信が出てくるのか分からないが毎日文字を書けることに喜びを感じている。

こんな生活が半年経つけれども全く飽きない。むしろどんどん好きになっている。

きっとこういうことが人生なのか分からないけど、今は人生って何だろう、人生はつまらないって思うことはなくなった。

勤めていた頃も毎日朝と隙間時間で文章は書いていたけれど、心は満たされていなかった。

この違いは何かと考えると、やらされ感があるかどうかだと思う。

仕事に対して強制されている感があり生きていくためには致し方ないことだが特に僕の場合はすごくそれに拒否反応があった。誰でも好きなことで食べていけるほど世の中は甘くないけど、たった一度の人生やれるチャンスがあるならやってみた方がいいと思っている。

僕にとって今がそのチャンス。