読書の記憶 プラネタリウムのふたご いしいしんじ 2006年


こんにちは、いかがお過ごしですか?
僕は元気にしています。

今日は『プラネタリウムのふたご』についてお話ししたいと思います。

2006年に読んだ本だとはっきり覚えている。

2006年、僕はうつ病にかかった。大好きだった音楽が聴けなくなり、電車に乗るのが苦痛になり、自分の一番好きな本を読むことができなくなった。

仕事を休み、ひと月ただただ休み続けた。

もう一度、社会に出ることができるのか。不安になりながら会社に戻った。

すぐに以前のようには働けはしない。でも、少しずつ自分を取り戻していく作業が必要だ。

人の歌う声を聴くのが難しくなったけど、大好きなジャズピアノをたくさん聞くようになった(ビル・エバヴァンスばかりを聴いていた)

そして、何か新しい本を読まなくては何がいいかと思ったときに手にしたのが『プラネタリウムのふたご』だった。

病み上がりに向いている本かといわれると、きっとそうではない。

作者の名前がすべてひらがなで書かれていて、安心感があったこと。プラネタリウムと双子がかかわることに、負のイメージがなかったこと。単純にそんな理由で本を手に取った。

脳のメモリが擦り切れきった自分にもちゃんと理解できる物語だったと思う。そのあたりの記憶もあいまいだから、もう一度読む時期が来ているのかもしれない。

もし、自分もこの本を読んだよという方がいらっしゃったら感想シェアしてもらえると嬉しいです。

ではでは また。

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