松本・街歩き(中編) 〜ベラミみむら人形店〜
「陶片木」を後にして、143号線を左に曲がって向かった先は「ベラミみむら人形店」。結局、新しいお店!と言いつつ、いつも立ち寄る店はやっぱり外せない。特にこの人形店は、昭和テイストの佇まいで、一見さんはなかなか入りにくい雰囲気なのですが、私は前回、ここで古布の端切れを何枚か買っていて、それで手帳の装丁を自分でやっているのです📓
こんなふうに ↓
で、在庫がなくなったのでその買い出しに、是が非でも行きたかったのです。そもそも、布を買いに松本に行きたいなぁ〜とぼんやり考えていたら、仕事で行くことになるというまさかまさかの展開だったので、仕事を抜きにすれば、ここが本命中の本命なのです。
重めの引き戸を開けて、薄暗くひんやりした店内に入ると、向かうは古布コーナー一直線。すると、店長らしき男性が出てきてくれて、「ストーブが効かず、寒い店内ですみません」と恐縮しながらもとても丁寧に対応してくだわる。
人形を作る人がメインユーザーらしいので、不審者じゃないことをわかってもらうために、自作の手帳を見せて「これを作るための布を探しにきました」と伝えたら、とても喜んでくれて、端切れじゃない布でも気になるものは言ってくださいとニコニコ顔😊
良かったー、受け入れてもらえた✨
そして、物色してわかったのは、端切れも、そうじゃないカットしてくれる布も金額がそう変わらず、むしろ端切れじゃない方が安いという事実。おまけに古布の端切れは、古布だけに新しいものはなかなか入って来ず、前にきたときと品揃えはほぼ同じ。
それならば、棚にクルクルと巻かれた布も見せてもらうしかあるまい😎
こちらは店主が取る仕組みらしく、指をさしてはとってもらい、指をさしてはとってもらい、すると私の好みをなんとなく察してか「これはどうですか? こんなのもありますよ?」と出してくださる。さすが店主、目利きが素晴らしい♫
ここで3枚(30×30㎝)でお願いすると、店主が店裏に生地をもっていって裁断。
その間に奥様らしき女性の方がコーヒー☕️とお菓子を持って「寒いでしょう」と登場。あぁ〜、前回対応して下さった方だぁ、と心ときめいていると、「手帳のカバーをおつくりになるんですか」というので、今年の手帳を見せるととても気に入ってくださって、インスタ用に写真を撮りたいという、予想の右斜め上を行くお話に、ありがたすぎてひるむものの、お店の集客につながる一助になるかなと思って手帳の写真を撮ってもらうことに。
布を買いに来ただけなのに、コーヒーとお菓子をご馳走になり、おまけに手帳まで撮っていただくという、なんともありがたいご対応に布を買うだけではない満喫感をひしひしと味わったのでした。
つづく。