カッテ2エッセイ 2023 1/23
おはようございます。急ですが引っ越しを決めました。
1週間前の話になりますがご容赦ください。
今日は運命の1月23日。この日はゲッターズさん的にはいい日。
なんでこんなに気にするかというと今まではマジで気にしていなかったから。
引っ越しとか運勢とか。買い物にいい日とか。そんなことより直感でいいと思った時に買う。動く。でも、無駄遣いは減らないし、貯金もできない。
20日にいい物件に出会えて、まだ朝の様子とか通勤するとしたらどんな道かしらとか、ドラム式の洗濯機は入るのかなど確認したいこと盛りだくさん。
なのでもう一度あの不動産屋へ行きます。
予約しないで行き当たりばったりで不動産屋の扉をくぐりましょう。いやいや、本当は大家さんの鍵の問題とかあるので見たい物件があるなら絶対に事前連絡はしたほうがいいですね。すんません。
基本は駅前の地元で何十年とやっている不動産屋が安心できるので、そういうところで探してきました。もちろん、大手のSUMOとかat HOMEとかでも住みたい駅前にあれば突進して行きました。
ネットで部屋の図面と睨めっこしても私は空間能力の処理能力が極端に低くよくわからなかったので、その場で自分の住みたい理想を話をして、探して、すぐに内見してというのが私の今回のやり方。
ある程度想像はできるけど、周りの雰囲気とか部屋の感じとか。ここに住みたいと思える何かがあるのかが実際に行ってみないと私はわからなかった。
今回の気に入ったアパートは坂の途中にある。今までは坂はチャリで大変だし一番敬遠していた。でも、もしかしたら今しか住めない場所かもしれない。
だって年を取って「坂の途中に住むか」とまずならない。膝が痛くなるかもしれない未来が見えるから。笑
なら、今住もうかな。という感じ。
部屋の更新時期と重なった部分もあるけど、安達茉利子さんの「生活改善運動」という本を荻窪にあるtitleという大好きな本屋さんでゲットして2回読破したのも大きい。
この方は国家公務員などを経て、エッセイとかを書いている。自分が東横線沿いの妙蓮寺に住んだ経緯やそこでの出会いなどが綴られていて同感することありまくりでめっちやページを折りながら読んだ。
今回引越しするから読み返し、胸にグサグサ刺さりまくる。
「これでいいや」と選ばない。自分がここにいて幸福かどうか。
「生活改善運動」は実際に日本であった運動らしい。本の中では安達さんが自分なりに理解し、個人的に実践した定義でこの言葉を使っている。
自分にとっての心地よさ、快・不快を判別してより幸福な方に向けて生活の諸側面を改善していく自主的で内発的な運動のこと。
目の見える場所に自分が心地いいものを置く。当たり前のことなのにいらない物や大して思入れのない物で溢れていく。でもそれに違和感とは感じていなくて。
でもそれじゃいけない。ちゃんと自分が豊かで幸せで心地いいものを自分の目に入る場所に置くように心がける。それだけでもかなり生活が変わると思う。
だったら実践するしかないじゃないか。
今、住んでいる場所に居心地の良さが感じられない。掃除が億劫になっていく。なんでだ?ようわからん。ただの面倒臭がりなだけな気がするけども。
引っ越してそのマインドが変わればいいのだけど。
ちなみにこれから住もうとしている家の自転車置き場の近くには竹林がある。竹かい!!
なんか夜は幽霊出てきそうだけど。竹ってどうなんだろう。風水的には。
とか思いながら調べると竹は「幸福」「長寿」「開運」などのイメージがあるらしい。
竹と木がある。台所の窓からは竹が見えます。いい。竹。とすぐに心がコロコロ変わる自分が怖い。
家賃は今より22000円くらい高くなる。
一日700円くらいプラス。文庫本1冊が一日に消える。×30日。
今の部屋に満足できないのは何かあるかもしれない。そしたら日取りがいい日に決めて、もしそこがダメだったらいい日に決めたのにしゃーないなって思えるかもって。
ゲッターズさんが田中みなみさんのラジオに出ていて、いい日に行動してください。もし今の現状がマズかったら環境を変えたり、引っ越しがいいですよ。って年末に言っていた。
その時から引っ越しを考えるようになったんです。あと日にち。
まぁやってみようと思ったらやってみる精神ですね。固執しすぎないけど、少しだけ拘る。ということで。
23日に話を戻します。取り敢えず、今日やることはゴミ捨て場の雰囲気、日当たり、それとドラム式の洗濯機が入るかの確認。
近くに保育園があるのであまりに園児たちの素晴らしい声があると夜勤の時に辛いかもしれない。駅も近いから電車の音。
とか気になることをピックアップして朝の8時過ぎに行動。
ちょうど、家から通うとしたらこの時間帯にチャリで通勤する予定で、道の感じとかメッチャ人が多くてチャリンコ渋滞とか起こしていたらアウトやなと思いながら漕ぐ。
が、まさかの目覚ましを遅くにかけすぎて遅れる。まぁちょっと遅れるくらいなら問題ないやろ。
今日は寒い。雪が降るかもしれない情報。実は半年前に買ったチャリにつけるスマホホルダーをいい加減つけないと、新しい街でスマホ片手に運転する訳には行かないからと持ってきていた。
本当にこういうところズボラ。
そして川沿いを走ります。今、住んでいるところは踏切あり、でっかい信号が2つ、横断歩道があって自分で押すタイプの信号機を1つ経由して病院へ着く。
9割そのでっかい2つの信号に捕まり、6割くらい踏切に捕まる。まぁそれでメッチャ漕いで10〜15分弱くらいで到着するのでいいもんだと思っていた。
が、今回新しい街に引っ越すとなるとまさかの信号は一つだけ。そしてチャリの道がいい。川沿いを走る。大きな道路を経由しないから基本は車が走っている道は通らない。
え?道もいいやん。週に何回か、夜勤もあるからこれはありがたいかも。ストレスは無いに越したことはない。ねぇ、お母ちゃん。
通勤時間も15分弱くらい。300mくらい遠くなるだけ。今とは方向的に反対側の町へ行くけどいい感じ。
ほうほう。
そしてあまりにも早く着きすぎて不動産屋はやっていないので、空き地でスマホホルダーを装着しよう。
今日はTBSラジオの「ふらっと」は大好きな滝沢カレンさん。ラジオでもいい味出している。普段はTOKYO FMのBlue Oceanを聴いているのだけど、最近は月曜日の休みの時はふらっとを聞いてしまう。
少し笑いながらスマホホルダーを装着。基本、説明書通りに何かをやるのはクソ苦手で、工作もお手上げ。こういう系は1度で上手くいった試しがない。
相変わらずスマホホルダーをつけるのに30分以上かかる。反対につけたり、ネジが回らなかったり。風で説明書が飛ばされたり。おいおい。
開始早々、雪が降ってきたのはマジで笑った。初雪です。私にとっては。
それが今かい!こんな寒空の中、不動産屋が開くまでの時間に空き地でスマホホルダーと格闘する私。
疲れたけど、なんとか装着。
そして不動産屋が開くジャストの時間に行ったけど閉まっている。笑。
お腹が空きすぎて、朝ご飯のことを忘れていたのでセブンで豚まんと唐揚げ棒を食べる。
こういうことをしているからマジでお金が貯まらない。もう今日でこれはやめよう。
昨日の夜は夜遅くに帰ってきて途中でファミマでハムカツを買ってしまった。やめましょう。本当に。
そして朝食を食べて、不動産屋へ。予約なしで突撃。宜しくお願いします。
先週末に行ったけど、前とは違う方が案内してくれた。ゴミ出し、保育園や電車の音、近くのカフェ情報、ドラム式の洗濯機が入るか聞きながら寸法する。
やはり居心地がいいな。ここ。なんでだ?広いから?木が見えるから?窓が多いかあ?きっと全てだろう。
秋から空部屋らしい。今の不動産業界は流動が以前よりも少ないらしい。コロナのせいかもしれない。このアパートが空いたのはかなり久しぶりでみんな長年住んでいる人が多いそう。
そして目の前の平家の庭がある家は大家さんの親戚で器の窯関係の仕事をしていると聞いて、もうマジでここかもなって思った。
この1年は窯元を巡り、器を買いまくっていたあたい。何故か民藝という言葉に心を奪われ旅行しまくり、散財した1年となりました。まぁいいか。
この家に出会って3日。早すぎるけど、頭の中は新しい生活のことを考えている。
今よりも最寄りの駅は閑散としているし、スーパーも少ないし、人通りも多くない。でもこの家なら今よりも快適に過ごせるんじゃないかなって。そう私の中のミニチュアが言っている。
でも今、ここでは決められない。ドラム式の洗濯機が入るかわからんし。また一旦帰ります。
近くの公園へ行き、ランニングするとしたらこの公園にお世話になるので挨拶。広くて、ランニングには困らなそう。
今いる家の近くの公園も広くて、木が多くてランニングに最高だったけど、ここもいい感じ。
近所の公園が好きで住んだのを決めたと言っても過言ではないけど、離れてみてもいいかもしれない。
新しい環境を受け入れるのか・・・・
近くの公園のカフェに寄ってカフェラテを頼み、パンを2つ食べる。
さっきセブンでたてた誓いを既に破っている。食べたいと思った時に、寄りたいと思った時に考えるよりも行動してしまう。病気かな?しゃーない。今日は考えることが多すぎてお腹が空く。ということにしておきます。
呑気に本も読む。今、読んでいるのは村上春樹さんの「ねじまき鳥クロニクル」。最近、「IQ84」を読破して(通算で5回くらいは読んでいる)、やっぱり春樹さんは天才やなと思ったから。
読みながら公園の緑を見る。
今の部屋を退去するとしたら連絡っていつまでかな?それも確認しないと。来月の22日が更新だからもしかしたらもう遅いかもしれない。
ということで家に帰って連絡。すると今日までに連絡くれればいいらしい。電話だと18時まで、メールだと深夜の0時まで。
ってことはどちらにしても今日住むかどうかを決めて連絡しないと家賃の日割が発生するらしい。こんなに早急に決めるものかしら?引っ越しって?
でも反対に思う。今日が最終日ということはむしろ運命なんじゃないか。
とか思いながら今日行った不動産屋に連絡して取り敢えず、決める決めないにしても見積もりを出してもらう。
やはり高いなって。引っ越し貧乏というけれど本当に2年に1度のこの出費はかなり痛い。通帳を眺めながらかなり心が震える。足は子鹿状態。
やばい。大丈夫かな?引っ越しってお金がかかるしな。具むむむ。
でも審査とかもあるし、大家さんに最終的に空いているか確認も必要だという。
時間は17時前。「今日ってできますか?申し込み?」「できますよ。来る間に見積もりを出して、大家さんに連絡しておきます」
とトントン拍子に進みます。審査もあるしすぐには決まらないだろうしなぁとか思いながらなんとなくチャリを漕いで不動産屋へ。
今日は動く日だ。心も身体も頭も。
そして到着。保証人の名前とか書いて。今日は大家さんが不在なのでまだ審査ができなそうなんですって。
了解です。とかなんとか言って書類を作成。作成後に次の契約の日取りを決めて、帰ろうとしたら大家さんから電話が。電話口から大家さんの声が聞こえる。
「いいですよ」って優しそうな声が。決まりました。契約。え?早。
こんな感じですか?
そして18時前だったので今住んでいる家の不動産屋に電話し退去することを伝える。今日までだったのでギリギリセーフ。
こんな日ってあるのかな。半ば呆然。そして大金が出る。心臓どくどく。
今後の生活は大丈夫だろうか?
上手く眠れない夜を過ごしました。
たった3日で少し人生が変わる気がする。そんな感じでありんす。
最後の一句
街を変え 自分のハッピー つかもうぜ ダメならそれも あたいのライフ