見出し画像

カッテ2エッセイ 「何かを得たければ自分が動くしかない」 2024. 9. 30


気づけば手を繋いだと投稿した16日から14日が経っている。仮交際の人と会える日はひたすら会っていた。結婚相談所に入会して2年以上経過。6月から新しい相談所に変えた。そこで出会った今の方。


相談所って色んな系列があって。最初の大手の相談所はIBJ系列で一番、有名で人数が多いシステムでそこからお見合い相手を探す。2つ目の相談所はIBJではなかった。そこはあまり気にしなかった。でも、だからこそ彼と出会えた。ということは運命じゃねぇ?というか運命に変えてみようじゃねぇか。という感じ。


仕事の日も、夜勤明けの日も。会うことにした。会いたいって言った。(生まれて初めて言ったわ)知りたいって。わからないから。会いたいか。手を繋ぎたいか。話したいか。だから動いた。ひたすらに。向こうが動かないならこっちが動くしかねぇじゃねぇか。スタンスです。


今まで違った景色をみたい。自分だけの景色はもう飽きた。だから婚活をした。うまくいかない。でも今回はもしかしたらうまくいくかもしれない。こんなに自分のことを深く話した相手だから。でも、うまくいかなくても後悔はしないと思う。だってこんなに向き合ったから。たまたま最初の自己開示をした相手が彼で、受け止めてくれた。マジで運が良かった。まぁ、今のところですがね。



自己開示って・・・。例えば、私の場合ですが今までの恋愛遍歴(ほぼゼロ)、持病、家族、家族の病気、家族の関係性、借金(看護学生時代の学費の母に返済中で残りいくらかみたいな。)、仕事、価値観、趣味、大事にしたいこととか。マジで自分の人生を話した。大事なところ。というか話さないといけないらしい。この仮交際中という時期に。知り合って間もないけど、そんなことは関係ないよって2つ目の相談所で、婚活2年目で初めて知る事実。衝撃。え?こんなことも話すの?みたいな。


手を繋いだ翌日。仕事終わりに食事。が、駅での待ち合わせがうまくいかない。左右の出口があって、改札がある。が、改札にはいない。どっちにいるねん。LINEで問う。「右」。そして月を撮っている人がいた。この日は十五夜の前日。


私も撮ろうと振り返ったら彼だった。おい。月、撮る前にあたいを探してくれよ。と思うけど、そんなことは言わない。でも、言った方がいいいよね。本当は。改札で待ってて欲しかったよ・・・って。そしてご飯。美味しい。が、量が多すぎてマジで泣きそうになる。まぁいいか。食べ過ぎて遠回りしながら歩く。手は繋がれないから自分で今日も聞く。「繋ぐ?」って。あったかいぜ。


駅に着いてまた話す。今の気持ち。まだ不安でございますって。そしてこれからのこと。真剣交際に進むのか決めないといけない。あと2週間で。そしたら不意に彼が手を差し伸べる。「握手?」と聞いたら手を繋いでくれるということらしい。こんな時に「握手?」と聞いてしまうところが恋愛偏差値0レベルな私。


夜勤明けでも会う。本当は寝てたい。怪獣のように。ご飯食べて、ひたすらに寝てYouTube見まくりたいけど、それは今じゃない。こんなにYouTube見ないの初めて。笑。人生変えたいんじゃぁ。ということで明けで食事へ行く。



フランス料理のコース料理。少し高めな店。なぜ、この時期にこんないいお店を?ゆっくり話したかったからということらしい。そうか。そうか。彼はかなりカジュアルな服装。え?そんな感じ?私はまぁまぁ襟付きのちゃんとした服。そしてコース料理だから少し高いなぁ。もちろん半分出す。一人7000円。いやいや。でもなぁ。とかモヤモヤ。


その2日後にドラゴンズの野球観戦。ランチでモヤモヤをぶつける。彼の色んな思いがあってあのお店にしたらしい。お店的に服装はカジュアルで問題ないこと、コース料理で7000円は安いこと。(私には驚愕の値段だったけど。コース料理的には・・・高いわけじゃないよ)ってことらしい。それは私の無知だった。やはりなんかの特別な日に行きたかったというのと、少し高いなっていうのが本音。それはぶつけた。料理はメチャクチャ美味しかったけど。



そんな話をする中で彼が人を見るときに多角的にみたいと言った。一つの事実でこうだと決めつけるのではなくて。例えば、人が倒れていたとする。オロオロして何もできなかった。その人は傍観して助けなかった人。ではなくて。その人の背景がある。その時はどうしていいかわからんくて動けなかった。かもしれない。他にも例えば、体調が悪いとかいろんな理由があるかもしれない。


私がもっと出かけたい。遠出したい。色んなあなたを見たいんです。不安だからって言ったから。その答えがこれだった。何度も会って、長時間デートしても高が知れている。だって取り繕うもんね。少しは。だから遠出してもそんなに相手をちゃんと知ることにはならないかもねって。もちろん、知ることもあるだろうけどこれからは生活するんだしって。


一つの事実、行動だけでこんな人って決めつけるのは違うよねって。人って色んな側面があって。というのを真剣にちゃんと話してくれた。俺はそう思うよって。それを聞いた私は・・・あぁ。こんな人と結婚したいな。一緒にいたいなと思ったのでありました。



実はこの日は9月21日。本当はギリギリまでゲッターズ飯田さんと青木さやかさんのトークショーが兵庫でやっていて、行こうか迷っていた。が、そのトークショーに申し込む前にドラゴンズの神宮での最終戦のチケットを取っていた。もしかしたら仮交際の人と行くかもなって軽いノリで。だから今日は運命の日だったのかもしれない。この話を聞くための。


野球観戦の前日は両親とお墓参りへ行った。お彼岸だから。その時にご先祖様に言いました。婚活迷子です。助けてくだせぇ。あたいはどうしたらいいんでしょう?みたいな。そんなことを言われても、知らんがな。が本音でしょう。ご先祖様は。勝手にやってくれって。でも、何か後押ししてくれたのかもしれない。



色んなものが重なって、彼の口から出た言葉や人柄を信じようと思った。こんな考え方ができる人と離婚しても後悔しない。いや、結婚してないけど。笑。という結論に至った神宮の夜。さて、どうなることやら。まだ、真剣交際に進んでないけど。笑。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?