【障害者雇用】【番外編】体調不良対策面談で語り合ったこと。
こんにちは。
春野太陽です。
ひとつ前の記事で、
私の体調に対する面談を会社で実施した話を
載せました。
そこには、会社面談の主目的である
『体調不良の具体的な問題点と解決策について』
のみを書きましたが、
今回は、そこから少し外れて
先輩・上司・新人障害者雇用(私)の3人の
本音トークで話したことを
【面談〜番外編〜】という形で残したいと思います。
【本編】はこちら↓
いろいろと私の不安点や解決案を洗い出していく中で
少しずつ、会社の話とはまた少し違う
『それぞれの仕事に対する考えや生き方の信念』
のような個人的な話にも繋がっていきました。
その時に上司が言っていた言葉がとても胸に刺さったので、
ぜひ多くの人に読んでもらいたいです。
上司「私は長く社会人をやってきていて、『課長』という存在がとても壁でした。部下たちで一生懸命案を出して試行錯誤して資料を作っても、課長に『まじめに作ったのか!』とか『こんな資料ふざけるな!』とハンコ押されず返されて努力を否定されてきた経験がとても多かったんです。
だけど、今年の7月から私が初めて管理職になり課長という役職を務めることになり、自分が過去に壁だと思っていた立ち位置に自分が立つことになった。
だから、俺が課長になった今は、みんなが提案してきてくれた資料に対してはどんどんハンコ押してやろう!っていう気持ちでいます。
部下たちがどれだけ努力してるかっていうのは、自分が部下の時にちゃんと経験してますから。
もし資料の内容が良くなかったとしても、それは『真面目にやったのか!』とか『こんな資料ふざけるな!』なんて言わずに『ここをこうしてみたらどう?』って伝えればいいわけであって。
とにかく、課長なりたてな私ですけど、自分なりに「部下が働きやすい環境を作る」「部下が相談しやすい上司でいる」って思ってここにいるので、春野さんのことももちろんいつでも相談乗りますし安心してここに居てもらいたいです。」
こんな話言われてグッとこない人間っているか??
私も共感する部分が多くあり、
私「私は、〇〇さん(上司)のおっしゃってたような信念を持つ大人になりたいっていうのが、実はずっと目標なんです。
『自分がされて嫌だったことは人にはしない』
それができる大人ってすごく少ないって感じてて、自分の親も、以前勤めてた会社でも、
みんな口を揃えて「わたしもつらい思いしながらここまできたんだからあなたも乗り越えなさい」だとか「俺の時代はこれくらい厳しくて当たり前だったんだ。甘えるな。」みたいな人ばかりだったんです。
わたしはそんな中で
「なんで自分がされて嫌だったことを他人にも強要するんだろう。嫌な思いを相手にさせないような考え方をもてばみんな幸せになるのに。」
ってずーーっと思い続けていて。
だから、やっと同じ気持ちを持った方に社会で出会えたなって今すごく嬉しいです。(号泣)」
先輩「俺もなんか話聞きながら胸にグッときちゃいました。泣きそうっす。
俺も、頑張って作ったものを悪く言われて否定されること沢山あったので、その過去をふと思い出して、今グッときてます。」
私「わたしは先輩にも、入社して1ヶ月の間ですんごいいろいろ面倒見てもらっててすごく助かってます。
私が最初の社会人を経験した時は、入社してすぐに新卒全員呼び出されて「おれはお前らの相談とか乗らないしご飯とか行かないからな。俺に対して不満でもあればお前ら同士で愚痴でも言って解消しろ。」って言われたんです。
唐突の相談乗らない宣言されて「え?」みたいな。上司に突き放されて、苦しくても悩んでても具体的な解決はできなくて孤独で戦ってて。
だから、入社してすぐに先輩が
「何かあったらいつでも相談乗るから連絡してね。ご飯とかも行けたらいいね。」って連絡先交換してくれた時、ほんっとうに心の底から嬉しかったんです。
『社会人になったらみんなで協力してプロジェクトとか乗り越えて、悩みとか相談に乗ってくれる先輩が何人かいて、仕事終わりにご飯行こうかって声かけてくれる同僚とかいて✨✨』って、そういう社会人のイメージとか理想を大学生の時はやっぱり持ってるんですけど、
そういう叶えられなかった理想や憧れを、先輩が私に初めてプレゼントしてくれて、本当に連絡先を交換してくれた時、感動でした。
本当に嬉しかったです。」
先輩・上司「春野さんがそう思ってくれていて良かった。まだまだ入社して1ヶ月だから、これからいろいろ試してみて自分のペースを見つけていきましょう。いつでも私たちは春野さんの悩みは聞きますから安心してたくさん頼ってください。」
私「本当にありがとうございます。(涙)
なんか、今こういう話してて、3人で共感しあってて、それがすごくまた嬉しいです。
先輩・上司・新人ってそれぞれ立場や役職が違うとはいえ、1人の人間として大事なものが共感できる人同士だって分かって、すごく貴重な出会いができたんだなって思いました。本当にお二人と出逢えて良かったです。
1人で抱えちゃう癖があるので、もっとおふたりに甘えさせてもらいます。」
私がとっても嬉しかったことだから。
仕事の話ではなく人間としての話で共感し合えたことだから。
多くの理不尽に苦しんでいる部下や、
多くの理不尽を与えてしまっている上司に、
この記事見てもらえたら嬉しいななんて思ったり。
ほとんどは自分の転機的な意味で個人的な備忘録のつもりで残します。
でも、誰かの役にも立てたら。
これを読んで、みんなはどんな大人になりたいって思った?
2023.09.03(Sun)
春野太陽