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「つくる」と「みせる」を素早く繰り返し🌀どんどんポートフォリオを作り替える!🤛
この記事は「ReDesigner for Student クリエイター就活の手引きAdvent Calendar」の8日目です🎁 https://adventar.org/calendars/10308
はじめに
こんにちは!静岡文化芸術大学デザイン学科の かわなはるの(@haruno_design)と申します🐏
大学では主にグラフィックデザインを学んでおり、途中からUI/UXに興味を持ち始めました。高校生の時から「デザイナーになりたい!」と思い続け、来年の春からデザイナーとして働きます🌸
田口さんからアドベントカレンダーのお誘いいただいた際に、「かわなさんのポートフォリオの制作プロセスをまとめたものを読みたい」と言っていただいたので、今回は私のポートフォリオの作り方についてお話しします🎄
私は、「つくる」と「みせる」のサイクルをできるだけ早くして、ブラッシュアップを積み重ねることを心がけました。ポートフォリオそのものを掲載しつつ、やって良かったことや当時の悩み、教授や企業の方からのフィードバックなども併せてご紹介します🚩
はじめてのポートフォリオ🌱(大学1年生の春)
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ほとんど見せたことなかったのですが、せっかくの機会なのでちょっとだけ公開します😞
こんな感じで、言葉での説明がほとんどなく、話も飛び飛びで読みにくい……。
この頃はまだ、「広告」「パッケージデザイン」に興味を持っており、グラフィックデザイナーを目指そうかな〜?という気持ちでポートフォリオを作りました。
やって良かったこと💡
・作品をかき集めること。就活に向けてこれから作るべき作品を考えられた✅
・恥ずかしがらずに、たくさん先生に見せてフィードバックをいただいた🧑🏫
夏のインターンに応募するぞ!のポートフォリオ🌻(大学3年生の春)
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大学2年生の1年間は、ひたすらポートフォリオに載せるための作品制作に励んでいました💪
2年生の夏に、授業で初めてUI作品を作ったことがきっかけで、UI/UXデザイナーになりたいと思い始めました。それが、最新版のポートフォリオでもメインになっているこちらの作品です。
この作品を発表した際に、ターゲットである方向音痴の方から、「このアプリ欲しい!」「めっちゃわかりやすい!」と言ってもらえたことが嬉しくて、これからもこんなデザインがしたいと思いました。
昔は「スゴいクリエイティブを世に出したい」と思っていたのですが(笑)、このように大学での学びを通して、「クライアントやユーザーの想いを形にするデザイナーになりたい」と考えるようになりました✊
ただ、ずっとグラフィック作品を作ってきたので、UI/UXデザイナーになるためには何をすれば良いか全くわかりませんでした。
UI/UX志望が伝わるポートフォリオにするためにやったこと
①UI/UX系の人のポートフォリオを見まくり分析しまくり📈
②UI/UXの先生に、1〜2週間に1回フィードバックをいただく
③伝わらないところを探り続けて作り替える🔍
①UI/UX志望の人のポートフォリオを見まくり分析しまくり📈
どんな項目を書けばいいかがわからなかったので、まずは他の人のポートフォリオを見まくりました。ポートフォリオのデザインだけではなく、掲載されている作品の特徴やその人の性格も見て、自分に合う表現が何かを考えました。
②UI/UXの先生に、1〜2週間に1回フィードバックをいただく
大学3年生になってから、UI/UXの先生の元に通い始めました💨こんな感じで、何度も構成や文言を検討していました。
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③伝わらないところを探り続けて作り替える🔍
いろいろな人に読んでもらって、伝わらなかった点を修正しました。しつこく疑問点を洗い出しました🧽
フィードバックをいただく度に、スマホのメモに書き溜めていきました。
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ポートフォリオがある程度形になったら、企業の方に見ていただきました。
企業の方からのフィードバック
・プロセスは論理的に説明できているけど、グラフィックの面で工夫したところをもっと伝えた方がいい
・グラフィックの作品を見て「グラフィックデザイナーじゃなくていいの?もったないんじゃない?」(志望分野の作品が弱い)
・文字ばかりで単調に見える、個性が見えない
このように、グラフィックをやってきた自分と、UI/UXをやりたい自分が噛み合わないポートフォリオになっていたので、冬のインターンに向けて改善していきました!
冬のインターン、成長を見せる!のポートフォリオ☃️(大学3年生の冬)
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夏のインターンから改善したこと!
①グラフィックデザインをやってきた強みを伝える✏️
②UI/UXデザイナーになりたい思いを表現する📱
③自分らしいポートフォリオにする🐏
①グラフィックデザインをやってきた強みを伝える✏️
たまに写真大きく使って魅せるページを作る、文章の説明だけではなくイラストを加えるなど、見たいと思えるポートフォリオを目指しました。
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②UI/UXデザイナーになりたい思いを表現する📱
正直、グラフィック作品の方が自信があるのですが、UI/UX作品を先頭に掲載し、できるだけ多くのページ数を割きました。
そして、グラフィックの作品でも、UI/UX作品と同じくらい丁寧にプロセスを記載することにしました。わかりやすい構成を作ることに時間をかけたので、パッケージデザイン制作プロジェクトのページを例に、制作過程を詳しくご紹介します!
[プロセス組み立て1:記載したい項目を付箋に書き出してみる📝]
情報の整理や文言の検討をイラレ上でおこなうと、いちいち綺麗に整えたくなって時間がかかりました。付箋にすることで、適当にどんどん書くことができ、作業効率があがりました。
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[プロセス組み立て2:付箋を並び替えてみる↔️]
付箋だと順番を入れ替えるのが簡単🎶 並べて読み上げて、繋がりが悪かったらまた並び替えて…という作業を行いました。ポートフォリオプレゼンの際に、話しやすい流れを作ることを心がけました。
順番が固まったら、大まかな配置を紙に書いて検討しました。
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[プロセス組み立て3:Illustratorで仕上げ]
最後にIllustratorでデザインを考えます。こんな感じで、グラフィック作品でもプロセスがしっかり伝わるように、丁寧に組み立てていきました🚩
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このように作業を分割すると、取り掛かるハードルが下がると思うので、ぜひやってみてください〜!
③自分らしいポートフォリオにする🐏
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面接やインターンに参加するまでは、ポートフォリオでしか自分の雰囲気や性格を伝えることができません。そのため、自己紹介ページも大きく作り変えました。
夏のポートフォリオでは、あまり自己紹介ページにこだわっておらず、シンプルで控えめな印象でした。しかし私は、よく喋る賑やかな人間なので、全く逆の印象になっていました。
まず、メインの自分の写真を変えました。微笑み☺️→笑顔😆に、四角くトリミングしたもの→切り抜いてダイナミックなものに!
写真を変えてから、インターンでお会いした企業の方に、「ポートフォリオの写真通りの人だね!」と言っていただけました。
大学時代最後のポートフォリオ!(大学4年生の夏)
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実は、就活が終わってからも半年くらいポートフォリオ制作を続けていました。自分のポートフォリオを参考にしてくれる後輩の皆さんのために、最終版はキレイに仕上げておきたい…!という自己満です(笑)
大学3年生の夏以降、自分のポートフォリオの方向性が固まってから、ブラッシュアップが楽しくなり趣味になっていました😹
楽しくポートフォリオ制作をするコツとして、「ショックに感じてしまうフィードバックは、ポートフォリオを飛躍的に良くする答え」と考えると良いと思っています。
都合よく捉えるぜ🎶の例
・個性が見えない →自分の個性をもりもりにすればいいんだ💪
・文字ばかりで見たくならない →絵や図、写真をたくさん加えよう📸 など……
制作中は悩みもたくさんありましたが、手間暇をかけた分、完成した時にとても達成感を感じました🏆
おわりに
ポートフォリオ制作について振り返って、手を動かして、行き詰まったらすぐに見せるというサイクルを素早く繰り返すことが大切だなと感じました。
私のポートフォリオも、1番最初は中々……なクオリティだったのを今回ご覧いただけたと思います。友達と見せあって褒め合ったり、定期的に教授に見ていただいたり、本当にたくさんの人の助けがあって、今の形になりました。
ずっと1人で考えるのは苦しいし限界があるので😭、どんどん周りの人を頼りましょう!
最初から完璧なポートフォリオは作れません❗️ちょっとずつでいいので、諦めずにブラッシュアップをすると、必ず就活中の心強い味方になります✊
皆さんのポートフォリオが、自分らしい素敵なポートフォリオになることを応援してます🚩