絶望から歌うこと
簡単に買えてしまう絶望が増えた。
嫌な世界になった。
純粋な絶望は少なくなった。
絶望さえも本質が純粋ならば何かしら昇華できた。
何かしらそこに歌が生まれた。
情報や方法が増えた。
選択肢やリスクが増えた。
増えることにより重みが無くなった。
軽軽しく扱うことが容易くなった。
それでいいのだろうか。
美しさはどこへ行った。
表面的な美しさで買った安物じゃなく。
もっと大切に守るべきものがそこにあった気がした。
過去形からもう逃れられない世界なのか。
行き惑う。
狭い価値感の窓枠から。