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やはりファミサポは使いづらいので自治体に改善を求む。

久しぶりにファミサポに託児を依頼しました。

下の子ももう小学生。短時間であれば一人でお留守番ができるようになったし、そもそも今は預けるほど仕事していないし……でだいぶ利用から遠ざかっていました。

今回依頼をした理由は私の資格取得の勉強時間の確保のためです。いつもは長女が語学学校へ行っている間に夫に次女を見てもらい、その時間を勉強時間に当てています。が、あいにく先週は夫が出張で不在。

「あとでお前に文句言われたらイヤだからファミサポに次女託児を依頼する。」と夫が言ってきたので、依頼することになりました。(出張のせいで勉強できなかったと私が文句言ってくると思ったんでしょうね(怒))。

で、実際に託児をお願いしたのですが、やっぱり民間のシッター会社の方がいい!!この使いづらさなんとかしてくれ!!と改めて思ったので、何がどうして使いづらいのか書いてみます。

1、やり取りのツールが「電話」である点

上記の通り久しぶりの依頼であり、継続的に頼んでいるサポーターさんがいないため、ファミサポセンターに電話をしてサポーターさんを探してもらうところからスタートです。

まずここですよ。このファミサポセンターが電話じゃないと受付していない。FAXでもOKのようですが、今時……FAXって家庭にあります??

まぁ土日も受付してくれているのは大変にありがたいですが。でもこの電話オンリーというのは、民間シッター経験のある身からすると、すごく前時代的で不便に感じる。これ、ネット上の申し込みフォームからの申し込みにしてくれたら便利なんだけどな。その後の「サポーターさん見つかりました」から始まり、サポーターさんとの事前面談の日取りを決めるまですべて電話電話電話………。

例えば、民間のキッズラインの場合、申し込みからシッターとのやり取りもすべてオンラインです。専用のチャット機能でやり取りをする。だから仕事の合間の隙間時間にPCやスマホでちゃっちゃとやり取りできる。

電話ってね、忙しい時間にかかってくるとすごく負担感あるのですよ。特に要領を得ない話し方で長電話となってしまう方に当たった場合の疲労感………(今回です(涙))

2、シッターさんが高齢者ゆえの大変さ

基本的にファミサポのサポート会員さんは年齢高めです。

大変言いづらいのですが……すごくやり取りが大変です。えぇもちろん人によるとは思いますが。

まず自宅の場所説明。民間シッターなら当方の自宅の住所を伝えればGoogle マップでも使って自力で辿り着いてくれます。わかりづらいところだけ目印でもメッセージで送っておけば大丈夫。たどり着けなかった方はいません。

ですが、年齢高めなファミサポさん、ネットが使えない率高し。とはいえ同じ地元の方だから地理はだいたい分かるだろうと思ったけれどあまり自分で調べる気がない感じ。事前の連絡の時「お宅の場所分からない、説明して欲しい」と言われたので、口頭では面倒だったので事前面談の際に超超丁寧な地図を用意してお渡ししました。

結果………それでもたどり着けなかったよサポーターさん。私が迎えに行きました。

あとはとにかくやり取りが要領を得ないのです。結果、電話で長々と同じやり取りをすることになる。「すみません育児中の母にとって夕方は戦場なんですよ、数分でも貴重なんです!!」という思いをぐっと飲み込み、長々とやり取りをして電話を切るともうぐったり。仕事では感じることのない別の疲労感です。

3、そもそも最近の高齢者はお忙しいようだ

ファミサポ制度は育児が終わった中高年女性を主な担い手としている制度のように思いますが、最近の中高年女性とてもお忙しいようで、完全専業主婦という方はあまりいないようです。

「普段仕事をしているので、事前面談は○時以降じゃないとダメです。」

「普段仕事をしているので、継続的なサポートは難しい。」

という答えがサポーターさんから帰ってくることが、明らかに10年前より増えました。若いママさんも忙しい。サポート会員も忙しい。双方忙しい中でスケジュールを合わせる大変さよ!事前面談は必須だし。

4、「プロ」ではない

私自身が民間シッターとして働いていたこともあるので、ここが一番痛感するところです。民間シッターの場合、やはりお金を頂く以上プロ意識を持ってシッティングします。やっぱりプロの応対は違うね、とかお金を払ってよかった、と思ってもらえるようにとの思いでシッティングします。それはシッター料金というのは決して安くはないからないからです。

それに対してファミサポはボランティアに近い。報酬が発生するとはいえ、受けてくださるのはご近所の無資格の女性たちです。なかには有資格者もいるでしょうが、今のところ全員他のお仕事の合間にお手伝いという感じでやっている方が多かったです。

だから子どもも「若いお姉さんシッターがいい」と言います。依頼者である私も、ま、とりあえず子どもを一人にはできないから見てもらえればそれでいいや、という意識で預けています。

あとはプロシッターは基本的にご家庭の育児方針を尊重した上でお世話をします。育児の常識はけっこう変化するものであり、知識もアップデートが必要です。ですが、プロでないと自分の経験則に基づく育児論で保育をするリスクもあります。ジェネレーションギャップもあります。ファミサポさんはそれぞれ個性があって相性の良し悪しが民間シッター以上にある可能性があります。

4、もちろんメリットもある!!

と、ここまでは民間と比べていまいちと感じられるようなことばかり書いてしまいましたが、メリットもあります。

一つは、サポーターさんは全員地元の女性なので、性犯罪に巻き込まれるとか虐待とか、他人に密室で我が子を見てもらう時に心配されるリスクが低いということ。

昨年キッズラインで男性シッターによるわいせつ事件が起きました。サポーターさんは生活圏を同じくする地元のおばちゃんたちです。リスクは低いと言えるでしょう。

二つ目はやっぱり保育料が安いということ。

民間シッターに依頼すると、交通費やらオプション料やらでやっぱり高くなって「あぁこんなにかかるなら自分で頑張っちゃうか」なんていう値段になりがち。もちろん、安全のためにコストがかかるのはしかたないっちゃしかたないのですが、今の日本の経済状況を鑑みるに値段でためらう方、多いのではないでしょうか。

相性のいいサポーターさんに出会えて、継続的に利用して信頼関係を築いていけるならばいい制度だと思います。近所に身内がいない人にとっては心強いでしょう。

ですから民間シッター会社のいいところを取り入れて、もう少し使いやすくなって欲しいと心底願っています。


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