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子どもが学校に復帰して落ち着いたあとの私に起きたこと

完全不登校だった長女は、コロナによる休校明けから突然学校に復活した。

学校に行きなさいとか行ったほうがいいとか、説得したわけではなくて、娘本人が「私は新学年になったら学校へ行く」と決めていて、そしてその通りに実行した。

どうなるかと思ったが、朝が弱いということに変わりはないものの毎日遅刻もせず学校へ行き、校内でも孤立しているというわけではないようだ。前の学年の学習内容が抜けているので、勉強は苦戦中。それでも毎日よくやっていると思う。

自宅でも、情緒面ではびっくりするくらい落ち着いた。あんなに長いこと私を苦しめた癇癪はほとんどなくなった。表情も明るくなって、冗談を言い合えるようになった。

思春期ゆえの不安定さはあるものの、ずっと楽になった。

だからまた働きにでるつもりだった。すぐには働かないにしても再就職に向けて資格を取ったり頑張らなきゃな、と思っていた。今後教育費もかかってくるし、離婚を視野に入れているからなおさら頑張らなくてはならない。

が、娘が落ち着き快活さを取り戻していくのとは反比例して、私はどんどんエネルギーがなくなっていくのを感じていた。

朝起きた時すごくしんどい。なんとか娘たちを送り出すと布団に戻る日々。家事も勉強もすべてにやる気が起きない。何をみても面白くない。ずっと気持ちが深く重く沈んでいる状態。それでも娘たちが帰ってくると、「元気なお母さん」をやっている。だって娘たちは今、一番いい状態なのだから。

なんで?娘が元気になってうれしいはずなのに?あれほどやりたかった仕事もできるようになったのに。なぜ??

自分でもわけわからなくて、調べてたどり着いた結論は

「燃え尽き症候群」に近いのではないだろうか、ということ。

母親になって14年間。激しい夜泣きから始まり、本当に大変なことが多くて、ちょっと落ち着いたかな?と思うとその油断した状態を見透かしたかのようにまた大変なことが起きて。その繰り返しで、ずっと気が張っていたし、ちょっと押されたら落ちてしまう平均台の上を歩いているような気持ちが続いていた。

その緊張状態から抜けて、急に虚脱感に襲われたというか。

そこにきて日々流れるコロナ関連や政治の気が滅入るニュース。余計に不安感は増し、気持ちが沈む日々だ。

自分にとってかなり意外な展開だった。子どもが元気になったらわーいと喜んで、また仕事して充実した日々を過ごすはずだったのにな。

経済的にも年齢的にもあまりのんびりしている暇はなくて、時々すごい不安感に襲われる。

しばらく休んだらいつかまた以前のような自分に自然に戻れるのか、病院にでも行ったほうがいいのか。それもわからず、ぼーっとネットを眺めたりうたた寝したりする日々が今の私の毎日だ。




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