実家なし財産なしの崖っぷち母さんが離婚を決意できた理由
今更ですが、私の状況を説明すると。
二児の母です。離婚してシングルマザーです。
会社員として働きながら子育てしています。
実家の両親とは諸事情あり、絶縁状態。
きょうだいも遠方で、東京で一人でシングルマザーやってます。
子どものうち一人は、ASDとADHDです。
この状況で離婚を決めることは、簡単ではありませんでした。
それでも決めて、意外なことにダメ人間代表みたいな私が、なんとか今一人でやっています。
(養育費はちゃんと受け取っています。)
なぜ離婚を決意し、そして実行に移せたのか、を綴っていきます。
それでも離婚を決めた理由
上記の通り、実家なし財産なし正規雇用でなし(当時)だった私。
離婚するにはハードル高い。高すぎですよ。どう考えても子どもに負担いくもん。
それでも決めた、というかもう決めざるを得なかったんですよね。
夫がいるのに孤育てだったから
まず、夫は、子育てに興味が持てない人でした。
実の子だから愛情はそれなりにはあったと思います。
でも元々、自分の興味が持てないことには完全に見向きもしないタイプ。
例えば、元夫はスポーツ全般興味がない人でしたが、話題についていくためにワールドカップとりあえず見とこ、なんてことはしない。
興味があることにはとことんオタクですが、ないものにはない。完全ゼロ。
その特性が、家事にも育児にも発動したのです。
たまにどこかに子どもを連れて行くことはしてくれました。
しかし、発達障害を疑い始め、病院探しや対応に奔走していても無関心。
本を読んで共有してほしいと頼んでもだめ。
子どもが診断されて、それに合わせて私も知識と対応をアップデートしていくのに夫は変わらない。
私は、たまに子どもを外に連れ出すよりも、日常の育児を一緒にやってほしかったのです。
同じ空間にいるのに共有できない。そのストレスと孤独は私の心を削っていきました。
価値観の不一致が平行線
年上の夫は「男の育児は稼ぐこと、家事育児は母親の役目」という強固な価値観がありました。
実は私も結婚前はそれでいいと思っていたんです。
私は働くのが嫌いな父親を見て育っています。なので真逆の働くことが好きな男性に惹かれました。
そして家事嫌いな母の元で常識知らずに育ったということもあり(家庭料理は給食で覚えた)、私は家事育児をしっかりやりたい、ということを理想としていました。
しかし、結婚して出産したら向いていなかったんです、私が専業主婦に。
同期は働いているのに、置いていかれる感。
母親でいることが嫌になったわけじゃなく、「働くママになりたい」と思いました。つまり私が変わってしまったわけです。
で、幸運にも保育園に預けることができてワーキングマザーデビューするわけですが、夫は変わらない。
深夜帰宅、家事育児ノータッチは変わらない。
結局私一人の肩に仕事と家事育児の両立がかかってくることになります。
それで過労で倒れても変わらない。
自分が両親不仲の家庭環境で育ったから
私の両親は不仲でした。会社員として働くのが向いてなくて、趣味多き父に経済力はない。生活は苦しく、お嬢様育ちの母は落ちぶれた自分の人生がいかに不幸であるかを延々と娘に語り続ける。
そんな家庭で育ちました。
ずっと「離婚すればいいのに」と思っていた。
貧乏も嫌だったけれど、それ以上に両親の不仲と母の自己憐憫に付き合わされるのが嫌だった。
「子どものため」と言って離婚しないけれど、実際はそんな強さも無かったし、世間体も気にしたのだと思う。
そんな母が嫌だった。
子どものため、と言いながら離婚しないことが、決して子どものためにならないことを身をもって知っていたから。
両親が不仲という環境は、子どものためにならないことを知っていたから。
そして決断
子育てにも家事にも非協力。
そんな生活の中、途中さらに色々と大変なことがあったのですが、まったく協力や労りなく仕事と仕事の付き合いという名の飲み会優先の夫。
夫はお酒に弱いくせに飲み始めると止まらなくなり明け方まで連絡が取れなくなることが頻繁。
子どもがパニックを起こして誰か助けが必要なとき、私が体調不良のときも飲み会に行っては午前様といいう状態でした。
仕事以外では非常に幼稚なところを見せる人でした。
そんな家庭生活を送っているうち、
夫と目を合わせることができなくなり、夫の前で笑うことがなくなり、
口をきくことも嫌になり、
そして育児ストレスも重なって激痩せをしてうつ病発症。
こんな環境で子どもを育てていくよりも、
私がのびのび笑っているほうが絶対に子どもの心にいいだろうと。
子どもが安定し、私も回復して来た時に別居、離婚を決めました。
つまり
経済的な不安や育児を一人でやっていく不安<夫と一緒に生活ストレス
となって、この「夫と一緒に生活するストレス」があまりに大きくなりすぎて、このままじゃもう無理、と心も体も悲鳴を上げていて、このままじゃ子どもにとっても良くない!という思いも大きくなって、結果決めたのです。
じゃあないない尽くしで、お金、仕事、育児はどうやっていくのさ!?という話はまた次回。
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