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失恋が辛い理由

"大切な人に何らかの理由で別れを告げられる"
それは雷が落ちたかのような衝撃の後に
激しい動悸、頭がぼうっとして地に足の付かないような
不思議な感覚が訪れる出来事だ。

まず別れを告げられた後の心境の変化を一文字で表すと
?→悲→怒→悔→無といったところだろうか。
初めはパニックで何が起こったか分からない。
数秒前まで一緒にいるのが当たり前だと思っていたのだから、それは不思議な感情ではない。
次に強烈な悲しみが高波のように襲ってくる。
大量の涙、嗚咽が止まらなくなる。
もう二度と愛する人に触れることが許されず、夢見た将来も歩めない。その現実を突き付けられる悲しみと言ったら、想像を絶するものではないか。
その次には怒りが訪れる。
何で自分はこんなにも好きなのに裏切るのか?お前も好きと言ったではないか、どうして幸せな未来を奪うのかという自己中心的な感情だ。
その後には悔しさ。
自分が一緒になれなかった人がいつかは別の人のものになってしまうことに対する感情だ。
そうして最終的には無の境地に入る。
これまで好き勝手に激しく変わってきた感情に疲れたかのように。

このような辛い失恋から、
早々に開放される人といつまで経っても開放されない人がいる。
その違いは、 
"失恋が辛い理由をしっかり理解し、正しい行動を取れるか否か"だ。
失恋が辛い理由はまとめるとたった一つ、
自身のアイデンティティの一部を失ったような感覚に陥るからである。
こんなにも素敵な人と一緒にいれる自分
こんなにも好きな人の一番でいれる自分
こんなにも愛する人と将来を夢見れる自分
そんな要素があって初めて、自分自身だったのである。
つまり自分が大好きな自分でいれる要素を失った途端、
自分は何のために存在するんだろう?
生きている意味はあるのかな?
と考えてしまうのだ。

しかし私と同じように失恋に苛まれ、
こんな長文を最後まで読んで頂いている方々には
この言葉を伝えたい。
"ただあなたは恋愛という側面で自分のアイデンティティの欠片を失っただけであって、その欠けた部分は頑張って生きていれば、必ず埋め合わせが出来る"と。
私の場合は、自身の結婚願望のきっかけになる程大好きで愛していた人との失恋を経て、もしかしたらもう結婚出来ないかもしれないという不安から
プログラミングを始めた。同時に英語の勉強も頑張っている。初めは頑張るモチベーションも無い中暇になってしまった休日をやり過ごすための手段に過ぎず、ただただ辛かった。しかし失恋から3週間経った今は失恋のショックも少しは和らぎ、前向きに自身の将来を考えられている。
失恋により欠けた部分を埋めようと、自分自身の価値が上がるよう頑張っていればより魅力的な人になれる。
より魅力的になれれば前よりも素敵な人に好きになってもらえる。そう考えがむしゃらに頑張っている。

失恋直後は
自分が愛した人よりも魅力的な人は絶対いない、
もう無理だという感情から抜けられないかもしれない。
私は今もそうだ。思い出を美化しすぎているのか将来もっと良い人に出会えることなど想像も出来ない。
しかし、人間は皆未来のことなど想像出来ないのは当たり前である。人間は皆過去と現在進行形のことしか具体的には頭に描くことが出来ない。
だから全く気にすることはないし、自分だけが異常にネガティブなのではない。そう思って暗いトンネルをゆっくりでも着実に進んで行くしかない。
トンネルの先に光を見せてくれる将来のパートナーに出会うために、自分自身を磨き続ける。
そう考え強く生き続けたい。



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