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今は当たり前の時間ほど、振り返った時に懐かしくなる
夜の絵本の時間。
この前友人が遊びに来てくれた時、こっそり撮ってくれていたようで、後から送ってくれた。
私にとっては今は当たり前の毎日のこの風景。でも、そういえばこの風景を外から見てる人は普段はいなくて、この時間は世界で4人しか知らない時間。
子どもたちは今日は何を持ってくるのかな、短いお話にしてね、3冊?いやだめ2冊だよ、あれ、全部長すぎだよ声枯れそう〜
やいのやいの言いながらも、静かにすぎていく、一日の終わりの大事な時間。
こんな時期一瞬だなんて頭では分かっているのに、眠たくて、面倒だと思うときだってある。
でも、この写真見たときに、やっぱり一瞬一瞬がかけがえのないものなんだなあって改めて思った。
今は当たり前すぎて写真にも撮ることを思いつかないような一瞬ほど、きっと時間が経ったとき、狂おしいほど懐かしくなるんだろう。
私がせっせと長女をおぶってお弁当詰めながら、子どもたちが納豆ご飯をほおばる姿とか、駐車場から幼稚園までの道のりとか。
今の毎日のルーティンは、面倒と思うものほど期間限定のもの、いずれはしたくてもできなくなるもの。
友人が何気なくとってくれたことで、外から自分の毎日がどれだけ愛おしい瞬間が詰まっているかを気づかせて貰えた。
きっと眠たくて面倒でやだーって思う日ももちろんこれからもあるんだけど、そんな気持ちさえもふふって笑って大切にできそうな気がした。
子育てとは、本当に知らない間に過ぎていく「季節」なんだということを何となく肌で感じ始めている。