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バイトってすごく辛いよね

 私は某おやつチェーン店でアルバイトをしています。私が初めてのアルバイトにこのお店を選んだのはただ大学の近くにあるから、という理由です。大学の近くにお店があるだけあって店員さんは大学生のアルバイトがほとんど。社員の方は店主1人、そしてベテランの主婦の方々でお店を回しています。

 昨日はお店の月一ミーティングがありました。このお店のコンセプトとして、アルバイトでも一人一人が責任をもってお仕事ができる環境というのがあります。そのコンセプトが1番表れているのがこのミーティング。今のお店の課題はどこか、改善できるところはないか、お客様にもっと喜んでもらうには、、。そんな議題で新人さんも、ベテランさんもみんなで話し合います。バイトの学生もベテランの方も同じ目線で話し合うことがこのお店の特徴だと思います。

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 そして昨日のミーティングでは、アサーティブコミュニケーションについての話もありました。アサーティブコミュニケーションとは、簡単に言うと自分も他人も大事にするコミュニケーションのことです。自分の考えもしっかり伝えた上で相手の考えも尊重するコミュニケーションと言えます。

 例えば、レストランで自分が注文したものと違うものが来たらどうしますか?まあいいやと黙って受け入れるタイプ、店員さんに言って変えてもらうタイプ、変えてもらうまではしないけど店員さんには間違いを指摘するタイプ、、人によって様々だと思います。私は断然、受け入れちゃうタイプでした。間違いなんて誰にでもあるし、、迷惑な客だと思われたくないし、、店員さん忙しそうだし、、そんな理由を並べて無理やり自分を納得させちゃうのが常です。

 しかしそうやって自分の意見を押し殺すことが1番優しい、という考え方はアサーティブコミュニケーションでは間違いなのです。先程あげた例で言うと、もし自分が頼んでない料理をまあいいやと食べ始めた後、隣の席の方の料理と入れ替わっちゃってることに気づいたら?あなたが食べ始める前に、店員さんに一言声をかけていれば起こらなかったはずの問題が起こってしまいます。あなたが飲み込んだ小さな不満のせいで、周りの人にも嫌な気持ちを味あわせてしまうことになります。周りのためを思ってやった事なのに結果周りを不幸にしてしまっているのなんて切ないですよね、、。このように自分の意見を押し殺すことは決して正解ではない、それがアサーティブコミュニケーションなのです。

 自分の意見も伝えた上で相手の意見も聞く。私が注文したのはこれじゃないんですが、他の方と間違ってませんか、もし可能なら変更してもらいたいです。と自分と相手の折衷案を探る言動をとる。それが自分も相手も大事にするアサーティブコミュニケーションの考え方なのです。

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私はこれを聞いた時目からウロコが落ちたような気持ちになりました。言わない、ことが本当に1番正しいのか、相手に合わせることが本当に相手のためになるのか、考えさせられました。

 バイトでのことに応用すると、新人さんのミスを何も言わずにカバーすることは正解か?たくさんの仕事を自分でこなすことは新人さんのためになるのか?そういう問題に関係する考え方だと思います。

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 私はこのバイトを始めて1年が経ちますがまだまだたくさん覚えることばかりで、仕事内容の面だけでなく、人間関係や精神面など様々な場面で自分の未熟さを思い知らされます。バイトは社会勉強とよく言いますが、本当に学校で習う知識と社会で求められる力には大きな隔たりがあるなあと日々痛感しています。少しでも周りのみんなに頼られる存在へ、そしてお客様に求められる存在へなるべく今後もたくさん勉強して行きたいです。

世の中のアルバイト生、本当にお疲れ様です。一緒にがんばりましょうね☺️☺️