プレゼンでの”話し方”を武器にする3つのポイント!
「地方局アナウンサーしてました」と言うと、「人前で話すのが苦手なので、教えて欲しい」と言われることがよくあります。
私は司会者として、セミナーや講演会などでプレゼンターの横に立ってお話することが多く、立ち位置はたいていお客様から見てステージの左側です。
真ん中に立つ機会は、あまりありません。
ですので、昨年ビジネスプランコンテストに出場した際には、真ん中に立ってプレゼンテーションするのに、アナウンサーとしての技術と経験をどう活かすかを考え練習を重ねました。
そして試行錯誤した結果、そのコンテストでは審査員特別賞を頂き、確かな手ごたえを感じることができました。
そこで今回は、ビジネスコンテスト出場で培った「プレゼン時の話し方で加点される3つのポイント」をご紹介します。
※動画でご覧になりたい場合はコチラからご覧ください↓
1.上手く話せない自分に目を向けるではなく、伝えたい相手に意識を向ける
プレゼンをするにあたり最初に私が思ったのは、「上手にやりたい」と言うことでした。
アナウンサーだし、話すの下手だな・・・と思われるのは嫌だなと。
でも、こんな風に自分に意識が向いていると、「噛んじゃったから」「活舌が甘かったから」と自分が満足できるための練習をしちゃうんです。
プレゼンの目的は、伝えたい相手に伝えたい内容を届けることですから、これではダメですよね。
自分に目を向けるのではなく、相手を意識することが大切なんだと実感しています。
では具体的にどうするのか・・・
ポイント
① 誰に伝えるかを決める
② ゆっくり・ゆったりを意識
③ 頷きを促す
一つずつ説明していきます。
2.ポイント① 誰に伝えるかを決める
プレゼン会場の真ん中にいる難しい顔した偉い人にに伝えようとすると緊張しますよね。
なので、話し始めたらすぐに、会場で一番反応のいい人を見つけ、その人を目の端に入れて話すと、上手くいきやすいです。
でも、笑顔の人、頷いてる人・・・なんて会場にいないときも多いですよね。
そんなときには、現実逃避しましょう。
空想の中の、都合のいい偉い人を思い浮かべる・・・偉くなくてもいいですし・・・もっと手っ取り早く、自分の話をイエスマンとして聞いてくれる知り合いに話しかけるようにしてみましょう。
何でこんなことをお伝えするのかと言うと、みんなに伝えようとするのではなく、たった一人にきちんと伝える意識をもつことが大切だからです。
この方法はリモート会議で、相手が見えないときにも役立ちますよ。
3.ポイント② ゆっくり・ゆったりを意識
プレゼンでは、あれもこれも詰め込みたくなってしまうもの。
プレゼンは時間が決まっていることも多いので、「駆け足で説明してしまった」という声もよく聞きます。
でも、たくさん話せばたくさん伝わるってことではないんですよね。
ですから内容を精査して減らすことが大切な作業になります。
これだけで、制限時間が気になって慌てて噛むリスクが減ります。
詰め込まれても相手は聞きにくいですしね。
急いだり焦ったりすると呼吸が浅くなります。
そうすると、より緊張してしまいます。
逆に、努めてゆったり歩き、ゆったり話すと、堂々としている印象を持たれます。
よく、「プレゼン中どこ見ればいいのか?」と聞かれるのですが、難しいことは考えずに、右→真ん中→左→真ん中→右と、ゆったりと視線を送ると、この動作からも落ち着いている印象を抱いてもらいやすいです。
深く息を吸い込み、ゆったりと振舞うと、相手も安心して話を聞いてくれやすくなりますよ。
4.ポイント③ 頷きを促す
プレゼンで一番うまく行ったと手ごたえを感じられるときはどんなときでしょう?
私は、会場を巻き込んだと感じられるときです。
プレゼンでは、一方的に話続けることになりがちですが、そうではなく相手を巻き込むために、頷きをリズムに入れながら話すことを大切にしています。
相手が全く頷いてくれず、重苦しい雰囲気の会場で話をしなくてはならないこともありますが、そんな場合も、相手の頷きの間を意識するように心がけてみて下さい。
さらに、特にプレゼンの前半では、「?」をいくつか投げかけると、会場の人が乗ってきやすいです。
一方通行ではなく双方向になるように意識することで、伝わった感がぐんとあがります。
大切なのは、相手に意識を向けること。
この3つのポイントを意識しれば、プレゼンは武器になります!
是非ためしてみて下さい!