コンセプトストーリーへの想い
初めまして、はまもとはるなと申します。
会社員をしながら、「コンセプトストーリープランナー」として活動をしています。
ちょっと長めの肩書き「コンセプトストーリープランナー」とはどんな仕事なのか?
私が「コンセプトストーリー」に込める想いなどを、まずは書いていきますね。
本業では食品や生活用品のパッケージデザインの企画・ディレクションの仕事をしています。
商品のコンセプトを考えたり、ネーミングやコピーを提案したり、中身を考えたり、プロモーションを考えたり、、、
パッケージ以外のことも幅広く手掛けているのですが、自分がアイディアを出した商品や、デザインした商品がコンビニやスーパーの店頭に並び、たくさんの人に買われていくのを見るのは、この仕事の一番のやりがいだと思っています。
一緒に仕事をする上司や同僚、クライアントにも恵まれていて、入社してから4年間楽しく、やりがいを持って仕事をする中でもっとこの仕事で得たスキルを別の場所でも活かしてみたいと思うようになり、2014年10月から友人4人と「ストーリーから始まる空間創り」をコンセプトにした空間プロデュースチームcolor+を結成しました。
主に商品(モノ)を扱う本業ではあまり携わることのできない「空間」をデザインしてみたかったことと、それを見る人や関わる人の反応を自分の目で見て、face to faceで感じたいと思ったのが始めたキッカケです。
2014年9月にチーム結成のきっかけとなった最初のイベント・・・
「いつかオリジナルウェディングをしたいと思っている女の子」をターゲットにした、手作り結婚式のヒントを伝える"Will You Be My Bridesmaid?"(いつかWD)を成功させ、テーマやコンセプトに沿って空間を創る楽しさを実感しました!
そして2014年11月、いつかWDの第二弾!
冬のウェディングをテーマにシックなオトナのイメージでイベントを開催。
これらのイベントはすべて「ストーリーから始まる」というところにこだわっています。
ただオリジナルウェディングのヒントを伝える、かわいいだけの空間を創る、ではなく、その空間を表現するストーリーを考え、そのストーリーの主人公となる女の子のプロフィールを徹底的に考えます。
この子はどんな色が好き?どんなモノにキュンとする?
どんな雑誌を読んでいて、普段どんなファッションをしている?
そこを企画の段階で徹底的に詰めることで、5人で動いていても創り上げる空間に統一感が生まれ、ブレがありません。
一貫したストーリーの中で創られた空間には、見る人を引きこむ力があります。
参加してくれたゲストをストーリーの中に引き込み、よりリアルに「体感」してもらうことで、自分が主人公になったようなちょっとした「非日常」を味わってもらうことができます。
たとえば、女子5人が集まるお泊り会。
ただお泊りして、スイーツをつまんで、おしゃべりをするだけと言ったらそれまでですが、わたしたちは「Girls Night Out」と「Girls Night In」という二面性のあるストーリーを作りました。
まずはlittle black dressにドレスアップして、真っ赤なリップをつけて夜の街にくりだす。
そして帰ってきたらオールホワイトのルームウェアに着替えて思う存分ガールズトークを楽しむ。
実際には夜の街に繰り出してもいないし、最後はお酒飲んでみんなで雑魚寝ですが(笑)
でも1つ筋の通ったストーリーがあるだけでのめり込めるし、思わぬ非日常感を味わうことができます。
color+の活動でストーリー作りをする中で、個人的にもっとストーリーで作るコンセプトメイキングの幅を広げたいと思うようになりました。
会社ではBtoBがメインですが、もっとBtoCになるビジネスにコンセプトストーリーを活かせないか?
困っている人を目の前にして、face to faceの提案ができないか?
社会のために、人のためになるような、自分にしかできないことを仕事にできないか?
そう考えた結果、パラレルキャリアとしての「コンセプトストーリープランナー」に至りました。
本業は大好きだし、勉強になるし、個人ではできない大きな仕事に挑戦でき、周りの人に助けられながら日々学び、成長し続けられる場所です。
そして「コンセプトストーリープランナー」としては、本業で得たスキルや自分の「好き」と「得意」を活かして、自分の名前で勝負していきたいです。
世の中のくすぶっている、困っている人、モノ、サービス、空間を、他と差別化して、ターゲットに向けてその魅力を表現するメッセージを考えます。
誰かが世の中に届けたい想いを「コンセプト」に落とし込み、その想いを届けたい人に響くような「ストーリー」を作るのがコンセプトストーリープランナーの仕事です。
自分の作る「コンセプトストーリー」で誰かの人生を後押ししたい。
誰かの熱い想いを、言葉にすることで届けたい人に響かせたい。
誰かの夢を表現するコンセプト、それを社会と繋げるストーリー。
ストーリーにのせて、人・もの・コトのブランディングの軸となるコンセプトを提案するプランナーになることが私の夢です。