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薄暮の花弁【『夜舞桜』より】:春弦サビ小説
作詞:スズムラさん 作曲:まくらさん 編曲:大橋ちよさん
何という.....…贅沢なキャスティング。神、ここに居ませり。
神よ。その存在するだけで神々しい神曲に、拙い我が言の葉を加える所業、その業の深さをお赦しあれ(既に厨二スイッチ入っている模様です<中の人=私💦)
「言葉は、言葉だけなのよ。文字通りね」
いきなり言い捨てるように、君の唇が言葉を落とした。要らないものだから捨てておく、そんな音だった。
「何が欲しいんだ?それなら」
君の心を確かめることも測ることもせず、俺も言葉を零す。地べたに流してしまうより他に術を知らぬそれを。
「だから言っているでしょう?言葉じゃ駄目なのよ。それを言葉で訊ねるのね、あなたは……」
そうか、駄目なのか。それなら仕方がない。
俺は地面に手を伸ばす。葉桜の下、落花の薄桃、花弁がひとつ指に張り付いた。それに爪を立て潰す。花びらから絞り出された紅は、咲いているときよりも朱く見えて、俺の手を染めていった。
潰れた花びらの液を拭うこともせず、俺は傍らへと手を伸ばした。
もっと強くしていいのに。
煽るなよ。まだ外だぞ。
いいじゃない、誰も見てやしないわよ。
そうして俺たちの影はひとつになった。
気が付けば夕暮れから宵闇に時は移り、花を終えた並木道を通る者は、俺たち以外には誰もいなかった。
拙稿題名:薄暮の花弁 :『夜舞桜』より
総字数:417字
原作:『夜舞桜』
作詞:スズムラさん/作曲:まくらさん/編曲:大橋ちよさん
「春とギター」「春弦」「春弦サビ小説」でみんフォト上げしておきます。何かのお役に立てば幸いです(・_・)(._.)
まくらさん、スズムラさん、ちよさん。お目汚しでございました<(_ _)>
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