未来の家族【シロクマ文芸部：お題「金魚鉢」】参加記事

金魚鉢の中で泳ぐ金魚。今は一匹だけ。

「パートナーがいた方がいいよね、淋しそうだし」
「琉金りゅうきんがいいかな、それとも和金？」

大きな金魚鉢を泳ぐ金魚を、二人で眺めながら言葉を交わす。ここは室内最大級の水族館。あらゆる種類の水生生物が見られることで人気の施設だ。撮影OKなので、綺麗な水槽をバックにツーショットを撮るカップルも多い。

「私は……水槽の写真だけでいいわ。それよりも、ここを見終わったらショップに行きましょう？」
「買うのか？……飼うのか、つがいの金魚」

それは見てから決める。でも多分飼うわ。一緒に飼いましょうよ。
それなら今日じゃないな。一週間後にしよう。

雅也と私が住む部屋、その内見の日は、一週間後に迫っていた。

---

拙稿題名：未来の家族
総字数：313字

幻想の世界、クリスタルある部屋と楠雅也、桂直美。大きな丸い金魚鉢と、その中を泳ぐ巨大な琉金を見つめる。ヘッダー画像と同時出力、MicrosoftCopilotによるAIアート。

よろしくお願い申し上げます。

＜©2024春永睦月　この絵と文章は著作権によって守られています＞
（©2024 HarunagaMutsuki This picture and text are protected by copyright.）

#シロクマ文芸部
#金魚鉢
#お題で書いてみた
#小牧幸助さん
#超短編小説
#500字小説
#ほぼ毎日note
#AIとやってみた
#AIで拙稿イメージを描いてみた
#金魚
#琉金
#MicrosoftCopilot
#AIアート
#66日ライラン

66日ライラン、56日目です。