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【シロクマ文芸部】お題参加:わたしの“読む時間“。
読む時間。これはエッセイ(随筆)的に展開しようかと(今まではショートストーリーでしたし、初めての分野です、シロクマ文芸部では)。
読む時間。それは自分にとって何だろうか。そう考えて……結論が出ませんでした。ですが、それで終わってしまうと、今回お題に参加した意味がゼロ💦ですので、思いつくまま綴ってみます。
読む時間。若い頃は自分の時間がありました(特に夜ですね)。眠りに入る前のひととき、お気に入りの本、その頁を開くことは、私にとって無上の喜び。読書、本が私に与えてくれるものは、知識だけではなく、自分の人生では味わうことの出来ぬ世界の拡がり。意識の旅とでも表現出来るでしょうか。
その喜びは、今も変わってはいません。ですが、歳を経ると共に無くなっていくもの。それは自由な時間です。仕事があり家族がいる。すること、せねばならぬことに日々追われ、ルーティンをこなすことに翻弄される。それが今の私です。
では、お前は本を読まなくなったのか?
そんな問いが投げかけられるでしょう。それは違うのです。自由がないなら、いつ読めるか分からないなら、隙間を縫って読書をすればよい。業務休憩、家事の合間。探せば時間はあります。例えそれが30分しかなくても、10分だけだったとしても、縫い合わせるように、繋ぐように、拾うように。諦めなければ本は逃げないのですから。
短い時間の積み重ね。それを根気よく重ねていく。そうすると、潤沢に時間のあった20代の頃よりも読書量は増えていました。人間は面白いもので出来ないと思うと余計にやりたくなるものです。現金ですね😂
それでいいのでしょう。その時、その状況にふさわしい姿で。求める心には必ず与えられるものがある。それが読書であり、学ぶことだと思うのです。与えられるものから何かを自分の中に蓄えていく。ゆっくりと歩く速度で。
拙稿題名:私の読む時間
総字数:701字(原稿用紙2枚相当)
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