本文とは分かちたかったので、別記事にて(そのままの言葉で触れるのが、詩にとって一番よいことだと思うのです)。これはいわば付録。もしよろしければお目通しくださいませ。漢字表記は平仮名の連続で現代人には意味を見失うと思われる箇所のみを漢字に変換(平仮名を選んでいること自体に意味があると思うのです。また旧仮名はそのまま。味わいがありますので)、とし子の台詞については標準語及び現代語を併記しました(方言と古い言葉であり、意味が分からないと思われる方もおられると考えるので)。
表記してみて改めて思います。「永訣の朝」は理解するものではなく、感得するものである、と。特に、とし子の言葉は現代語・標準語化しては魂が消えてしまう。無粋に過ぎる💦のですが、どうかこの拙い表記を道案内の看板として、ほんとうの作品に触れてください。
日本文学に学び、人文学・文芸評論に触れ、拙く言の葉を綴って30年、「文学へと渡る架け橋、その一枚板」であろうとする愚か者のお願いです。