化粧品の男性起用広告と推し活
海外のパートナーから日本の化粧品広告についてのちょっとした疑問を受けた。
「なぜ日本では男性のスポーツ選手を起用した化粧品広告が多いのか。女性向け商品だよね…?」
1. 大谷選手を広告塔にした成功例
まずはこれが大きいと思う。化粧品業界がこの数年は冷え切っている&持ち直せていない中での大ヒット。化粧品業界は長年女性を対象にしてきたが、メンズコスメ市場がより大きいものになれば、単純に市場規模が倍になる。
男性への売れ行きも大きいと思うが、大谷選手”推し”として商品を買っている方も多いのではないだろうか。
また、何よりお肌がきれい。まだ年齢が若いからかもしれないが、それにしても紫外線ががしがし当たってるはずなのに、本当にきれいな肌をしている。
2. 推し活
1の成功例をもって、男性への市場開拓にはスポーツ選手が効果的だとなったのかもしれない。しかし女性に対しても、"推し活"としての効果があったのではないだろうか。そう思ったのが、国内外で人気のスポーツ選手(バレーボール選手)が次々と広告塔になったため。他にも男性のアイドルグループだったり、男性モデル?役者?が起用されたりと、化粧品広告は女性起用だけではなくなった。
男性のスポーツ選手を女性ターゲットの商品の広告塔にするのは少し不思議なのかもしれない。もちろん、商品の敷居を下げて男性の購入を促す意図もあると思うが、スポーツ観戦やニュース等でスポーツ選手の方がよりなじみやすさ、親しみやすさがあるのかもしれない。そして、意図したのか副次的かは分からないが、"推し"効果もありそう。
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