なぜ私は女性社長へ出資するのか
なぜ私は女性社長へ出資するのか
私はなぜ、女性社長に出資をしたいという野望を抱いたのか・・・
実は、日本の女性起業家の割合はわずか8%であり、フランスの45%、イタリアの37%、アメリカの31%に比べて著しく低いです。
しかし女性が社長になることによって
・市場価値が5％向上
・収益性が21％向上
などのことがオーストラリアの研究機関やその他経営コンサルティング企業の研究から分かっていました。
女性経営者が増えることが、ジェンダーギャップの改善に繋がるだけではなく、日本経済にもインパクトを与えることが分かったのです。
そのことから、私は世界に引けを取らないためにも
自身の覚悟を持って【女性起業家への出資】や伴奏型で経営の支援をすることを決意しました。
ところで、なぜ日本は海外に比べて女性の経営者が少ないのでしょうか？
以下ではその理由を簡単にまとめました。
日本に女性社長が少ない理由
1. ジェンダーギャップの解消が進まない
現状の問題点
日本のジェンダーギャップ指数は156カ国中125位であり、OECD諸国の中でも最も低いランクに位置しています。対策が進んでいるものの、このままでは新興国にも遅れを取り、国際社会における日本のポジションがさらに弱体化する可能性があります。
解決策
ジェンダーギャップの解消に影響力高く実践する１つの方法として、女性リーダーの割合を増やす活動が進められていましたが、それと並行して女性経営者の割合を増やすことも重要と考えます。これにより、社会全体の多様性が増し、経済の活性化にもつながります。特に、シンガポールのオレンジボンド・イニシアチブを参考にしたジェンダーレンズ投資を行うことで、女性起業家の支援を強化します。
2. サポートの欠如
現状の問題点
女性起業家は、ネットワークや資金調達において男性に比べて不利な状況にあります。例えば、女性社長の資金調達額は全体のわずか2%に過ぎません。このような状況は、女性起業家が成功するための大きな障壁となっています。そのためヴィシャスサークルがうまれ、結果としてスケールせず女性社長が減っていく。そしてロールモデルが少なく、女性社長に憧れる次世代女性が減っていく。
解決策
私は、女性起業家が直面する課題を解消し、成功に向けたサポートを提供します。具体的には、
・資金調達の支援
・マーケティング、ブランディング、PRの部分でサポート
・チームメンバーと共に経営コンサルティング、金融サポート
・法人設立支援
・女性社長の情報収集の場としてメディア運営
などを行います。
また、女性起業家コミュニティを立ち上げ、彼女たちが意見交換ができ、悩みを打ち明けられたり、切磋琢磨し合える環境も整備していきます。
3.女性起業家の半数がセクハラ被害を受けている
現状の問題点
悲しいことに2024年7月に発表された調査ではセクハラ被害を受けたことのある女性起業家が【52.4％】に上そうです。
その結果起業を諦めた女性も複数人いらっしゃいます。
また女性社長が少ないことが原因で、こういったセンシティブな話の相談がしにくく、一人で抱え込み精神的に追い込まれうつ病を発症する方もいらっしゃいます。まだまだ日本では女性を軽んじている方も多い風潮があるそうです。スタートアップ業界は男性が多く多様性が欠けて、より差別や偏見が加速してしまいます。
国もスタートアップ５か年計画で10兆円の支援が始まるからこそ対策を進めなければなりません。女性社長の拠り所、パワーチャージの場としても弊社がサポートできたら幸いです。
【ビジョンの実現】
長期的な目標
私のビジョンは「女性が目覚め、日本が動き出す」というものです。
これまでに記載している通り、女性の地位向上、ジェンダーギャップを解消し、女性の社長が増えることは日本の経済にもインパクトを与えます。
これらを実現するために、まずは女性起業家の割合を30%に引き上げることを目指しています。さらに、私が50歳になるまでには女性社長の割合を50%に引き上げたいと考えています。
決して女尊男卑ではなく、アーファーマティブアクションです。
ビジネスの世界で圧倒的に力のある男性の皆様に追いつきたい。
格差を埋めるためのアクションです。男性も女性も関係なく、1人1人の人間として。それぞれが尊重され、日本が活性化していくための行動です。
実行計画
このビジョンを実現するためには、女性起業家への出資と経営、法人設立のサポートが欠かせません。投資を通じて彼女たちの企業価値を高め、時価総額も向上させることで、女性リーダーの増加を促進します。また、成功事例を積み重ねることで、他の女性たちにも起業の道を開くきっかけを提供します。
私自身、身体を張って、覚悟を持ってこの日本の大きな問題に向き合っていきたいです。
現在は、将来起業を目指す女子大学生など25歳以下のメンバー4人と共に
女性社長の拠り所となるような場作りに向けて活動もスタートしています。
今後ももっと情報収集しながら、たくさん行動し、女性で起業したい方々が求めているものを提供していけるように活動をしていきたいと思います。