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10/1 四年ぶりのロンドンはいつもとちょっと違う旅
私の第二の故郷、ロンドンが呼んでいる
久しぶりのロンドン。もう何回目だろう?
2000年に家族旅行してから10回近くは来てるはずだ。
今回の旅は、昨秋にABBAのホログラムコンサートのチケットを勢い余って購入したことから始まる。
去年は海外旅行なんていつ行けるの?という雰囲気だったが、一年後を見越して取ってみた。
ワクチン接種3回を終えていれば、出国帰国時のPCRもいらないし、本当に良いタイミングで旅立てた。
コロナ明けに行きたかった場所がロンドンかハワイ。行きたいと思った時に行かないと後悔するということをこの2年半で実感したので、これからも出来るだけ行ける時に行くようにしたい。
もちろん、金銭的な蓄えがないとこのご時世はなかなか簡単に海外に行くことが難しい。飛行機はサーチャージが高く、フライトだけでも相当な金額を支払った。さらには今回は自分と主人の二人分。ここで家庭を持つということの重みをずしっと感じる。
しかし、私も日頃のプレッシャーが強い職場で5年耐えた自分へのご褒美と、ヨーロッパに行ったことのない主人にロンドンの素晴らしさを伝えたくてだいぶ遅い新婚旅行の意味合いも含んでいる。思いっきり楽しんでストレス解放するために大金叩いてロンドナーを体験しに行くのだ!!
どんな旅路にするのかは全て計画が命。自分はロンドンの観光地はほぼ行っているが、主人の趣味も考えながらプランを練る。お酒とグルメと歴史の旅だ。
そして、自分はミュージカル。サマンサ・バークスがエルサをやっているうちに行かなくては!そして、自分が一生に一度行かないと後悔する場所、湖水地方も。ピーターラビットの生まれた場所。我が家にとって家宝のように大事な場所である。ツアーで行くことにした。自分にとってイギリスに行き残した場所がないように!
しかし、イギリスもいろいろ変わってゆく。
そして労働者が強い国である。
エリザベス女王の国葬が9/19、9/21にバッキンガムからツアーを中止する連絡がきた。
これはもう致し方ない。
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さらには湖水地方のツアー会社から鉄道ストライキのためツアーキャンセルの連絡がくる。なんだって!!!
鉄道ストライキは10/1,5,8。滞在中丸かぶりであるし、到着日もストライキかよ!!
ということで、初日からロンドンまでのバス移動が確定。湖水地方に行くはずだった10/4-5はストライキの影響を避けるため、ユーロスターに乗ってベルギーに行くことにした。ベルギーも10年ぶり。ハプニングは旅に付き物だし、これはこれで楽しみである。
ロンドン行き機内でオーロラに遭遇!
ANAはロシア情勢がありロンドン行きはアンカレッジ経由で就航している。フライト時間は約15時間と西廻りよりは2時間程度長くなる。海外旅行への規制もあるし、先述したように飛行機のチケットも高い。その中思い切って個人旅行行こうなんていう方は正直生活に余裕がないとなかなか難しいと思う。昔のように往復10万円、なんて世界は戻らないのだろう。
CAさんによると、ご旅行の方が増えてきて嬉しい!ということだった。10/11以降、水際対策の緩和でさらに海外からの観光客も増えるだろう!日本にとってもいいことである。
ANAは前方や広い座席に追加料金をかけていたので、渋々後ろの席をとった。事前チェックイン時にもしかしてと思い座席変更を試みてみるとエコノミー最前方の足を伸ばせる席に変更できた。ラッキー!!!スーパーフライヤーズの恩恵と思っておこう🤣
15時間のフライトは人生最長だったが、機内はとても快適で最高だった。機内食、いつからあんなに美味しくなったのだろう。全体量は減った気がするが、質が上がっている。ただ、合間合間にお腹が空くので、軽く食べれるものを仕込んでおいた方が良いなというのが反省。
このフライトの機内食は二回。
・チーズハンバーグ
・焼魚旨味弁当
両方美味しかったなあ。
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アラスカに入ったあたりでCAさんが窓から上の方を覗いているので、何があるんですか?ときいたらオーロラとのこと。
マジかよ!!!
下の写真で緑の線がゆらゆらしてるのがオーロラ。いや、見れると思ってなかったので嬉しい。
天文気象部出身の主人曰く、今回アンカレッジ経由だったことと、オーロラが見れるシーズンとか場所とか通った時に夜じゃないとダメとかあるらしく、いろんな要素が重なり見れるので超ラッキーとのこと。
そうか、ユーラシア大陸の上じゃ見れないもんね。
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ヒースロー空港よ、自動化が素敵すぎるぞ!
ヨーロッパ初旅行、かつ英語が大の苦手な主人にとっての最大の難関は入国審査。私の記憶によればヒースローでは一人ずつ入国審査をしないといけないので、列も長くヒースローのWi-Fi繋ぎながら時間を潰しつつダラダラ待つというのがいつもの光景だったと思う。
そして、入国審査も他の国と比べて厳しめで、目的は何か、何回目のイギリスか、どこに泊まるのか、どこで働いて何をしているのか、などなど、英語が得意じゃない人にとっては一つ目の関門だったと思う。
ところが!日本は顔認証ゲート通過OKになっていた!えーー、これはびっくり。
もちろんご時世なので並ぶ人が少ないというのはあると思うが、テクノロジーの進化によって、ノーコミュニケーションで入国審査が終わってしまった。
一方で、パスポートにスタンプが押されないので旅の思い出に触れづらいというのは体験としてちょっと残念かなあ。言えばスタンプもらえたのかもだけどね。
その後は荷物を引き取って終了。
到着からものの20分程度で外に出られるという、国際線では考えられないスピードを体験。
荷物も無事に着いてよかった!ヒースローで荷物が届かないなんて報道もあったので直行便にしたけど、安定のANA。素晴らしい。また使わせていただきます。
鉄道ストライキとデフォルト遅延で少しストレスフルな市内移動
先述したように、10/1は鉄道ストライキの日。
ヒースローエクスプレスも地下鉄も使えないので、移動車手段はタクシーかUberかバスしかない。
ヒースローからバスなんて、2004年に留学したチェルトナムに行く以来である。
到着ロビーからセントラルバスステーションに移動して、チケットを購入。大人二人シングルで22ポンドだ。まぁ、他の交通手段を考えると安い。
ビクトリアのコーチステーションからホテルまでは地下鉄がないからタクシーで行くしかない。
バスはNational Express。安定の遅延で17:10発が17:30で出発。1時間睡眠が取れると思えば、これはこれでいいのかも。ナイトブリッジくらいで起きて、これぞロンドンという街並みを抜けてビクトリアに着く。
ビクトリアのコーチステーションは、チェルトナムからロンドンに戻ってきた時に降り立って、すごい都会に来たもんだという衝撃からよく覚えている。懐かしの場所である。
ここからが問題で、タクシー乗り場にタクシーが全然来ないのである。鉄道ストライキの影響か、ロンドン市内のタクシーがほぼ満車状態に見える。Uberを呼ぼうとしてもくるのは40分後。
オックスフォードサーカスに行きたいだけなのに!!!こういう時に地下鉄のありがたさを感じる。。
諦めてバス停に向かってビクトリア駅目指して歩いてる途中で大きめのタクシーを拾うことができた。BBC近くのホテルまで20ポンド。ここでの出費は仕方なしである。タクシー拾えただけラッキーと思わなくては!
ディナーとバーは五つ星ホテルのランガムホテルを満喫!
最初のディナーは「The Wigmore」というかの有名なランガムホテル一階にあるパブレストラン。パブといってもスタイリッシュで超おしゃれ。
The Wigmore
https://maps.app.goo.gl/W85fa2N3ono4RDbE8?
奥の予約席に通される。周りはスタイリッシュな英国紳士淑女の皆様だらけだ。
東京にもきっとこんなお洒落な場所はあるのだろうが、この紳士淑女感を味わうことはできないだろう。なんだろうか、このギャップは、といつも思う。こんなとこでも世界のグレートブリテンを感じる。
私が選んだのはビーフパイで、主人はチーズバーガー。イギリスはイモ文化なので長期滞在するとイモが嫌いになるが(笑)1週間くらいならイモのおいしさに感動しまくりになること間違いない!私のマッシュはもちろんだが、主人のチーズバーガーの付け合わせでついてたレッドアイソルトがかかったチップスがカリカリで最強に美味しかった。肉も美味いがチップス最強!
ウニみたいな形のカレー風味のスコッチエッグも美味しかった。
手頃な値段という触れ込みの店だが、ディナーは二人で60ポンド。二人で一万円くらい。我々夫婦のエンゲル係数でいうとなんとか許容範囲である。
この店がこの度のディナー場所の基準になるだろう。
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同じくランガムホテルにるバーのArtesianに予約を入れているのだが少し時間があったのでオックスフォードサーカスをぐるっと。21時をすぎるとお店も閉まるので人が多くないが、みんなマスクを外して元の生活に戻っている。やれやれ、日本はいつになったらマスク外し生活に戻るのだろうか。
バーは大盛況で予約がないと断れているよう。ここでも英国紳士淑女の皆様がたくさんいらっしゃり、観光客ぽい人は我々しか見えない。サタデーナイトを楽しむ大人な皆様を横目に、主人はMartin Miller’sのトニック割を、私はホットチョコレートをいただく。
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ランガムホテルの隣は国営放送局BBCで、その社員の皆様もいるのかしら…と思ったり。土曜日ではあるけど、隣のテーブルのグループは友人というよりかはビジネス繋がりのような会話をしていた。
本当はゆっくりしたかったが旅の疲れもあり早々に撤退。
自分達が泊まってるホテルについてはまた別の機会で書くことにしよう。