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自分の名前が好きではなかった頃の話
ハルナ。22年間お世話になっている私の名前。
年末年始に実家に帰った時に母に名前の由来を聞いたら、「春に生まれたから。響き。」と言われた。期待していた深い意味などは特にないらしい。
そんな私は親には申し訳ないけれど自分の名前が好きではなかった時があった。
それは、小学生の頃同じ名前、同じ漢字のハリセンボン春菜、そしてトランスジェンダータレントのはるな愛がテレビにで始めてから。
幼馴染のあいちゃんと自由研究を一緒にやった時、クラスメイトから「ハルナとあいではるな愛じゃん~」とからかわれた。それを言われたくなくて、一緒に登下校をしたり放課後遊ぶ仲ではあったものの、クラスであいちゃんと一緒にいることは少なくなった。
今でこそスッキリなどの情報番組に出演したり、頭がキレる印象があるハリセンボン春菜だが、小学生の私はテレビから聞こえてくる同じ名前が嫌だった。
「同じ名前、同じ漢字の人がお笑い芸人なんて。もう少し綺麗なモデルさんとかがよかった」
当時はそう思っていた気がする。(すみません)
けど、今は両親がつけてくれた自分の名前を人に呼んでもらえることが嬉しい。からかってくる人がいなくなったのもあるけれど、それ以上に愛着と存在意義を感じられるからな気がする。
自分の名前を呼ばれると、「ああ、私存在してるんだ」「他のはるなさんではなく私を呼んでるんだ」と嬉しくなる。
だから、私は自分の名前がハルナでよかったし、これからも仲良くしていくつもりだ。
それでは、また明日。