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「あなたの日常の手間暇少しください」を1年続けた話。

遡ること約1年前、2023年9月12日am9:39。
通勤中に星野文月さんが『月報』というネットプリントZINEを発行していることを知る。

何となくビビッと「私もこれやりたい!」となり、ネットプリントZINEのタイトルが決まったam9:58。我ながらすごいスピード感。

タイトルは『拝啓, someone somewhere』。全国のどこかの誰かに届けばいいなと。

同日、pm9:45。仕事終わりにタイトルと枠だけのデザインフレームを完成させて、早速セブンで印刷をかけた。ここまでが1日の話。

元々ZINEやフリーペーパーを作りたいと思っていて、2023年のやりたいことリストにも入れていた。「これなら私にもできそう!」と思えるものに出会えたことが、大きかったのかもしれない。

そのあとちょうど札幌に帰り、旧友たちに「こんなことやろうと思ってるんだよね」とサンプルを見てもらった。みんな「いいぞもっとやれ」と言わんばかりに、背中を押してくれたこと心強くて。

そして、2023年9月23日。2023年が残り100日という日に、第一号を発行した。ちょっぴり緊張した気がする。

普段書いてる文章とはまた違った方法で、このデジタルの時代に全国のどこかの誰かとアナログに繋がりたく初の試みとしてネットプリントを今回選びました。アイス買うのにセブン行ったついでにでも、出力してもらえると嬉しいです。

instagramより

私のことを知っている全国の人たちが印刷をしてくれた。海や公園で読んだ人、職場まで持っていってくれた人。手間暇をいただいて、それぞれの過ごし方の共有をストーリーやLINEでしてくれたこととても嬉しかった。

それから、今月まで形を変えて12号のnewsletterを発行してきた。誰1人手に届かなかった月もあったかもしれない。ただそれでも自分のために、誰かのために続けられたこと誇りに思う。

心優しいどこかの誰かはネットプリントを印刷したついでにセブンで何を買ったんだろう、どこで読んでくれたんだろう、何を思ったんだろう。

宛先のないどこかの誰かへのnewsletterという名の手紙が、選択肢を増やしたり、気分が上向いたり、少しでも人それぞれに意味あるものになっていたら嬉しい。

毎日、毎月「よかった」といえるほどSNSにあがるようなキラキラした時間を過ごせているわけではないけれど、それでも手間暇いただいた人たちとだけの素の共有できたこと私にとってはよい時間でした。一度でも印刷してくれた方々ありがとうございました。

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