
【LGBT】『偉い人にはそれがわからんのですよ』履歴書から「性別や写真欄」の削除を
採用活動の際、性別や外見ではなく、適性や能力を重視してほしいと「履歴書」から性別欄や写真欄などの削除を求めている団体が、20日にイベントを開き、新しい履歴書の在り方を呼びかけました。
履歴書をめぐっては、性別欄などが記載され、市販の履歴書の参考にされてきたJIS=日本産業規格の様式例が、ことし7月に削除されるなど、従来の形式を見直す動きが出ています。
こうした中、20日に都内で、これからの履歴書の在り方を考えるイベントが開かれ、さまざまな立場から参加者が経験や思いを語りました。
メラニン色素を作れない「アルビノ」の当事者で、立教大学助教の矢吹康夫さんは「外見の印象で公正な選考が妨げられ、雇用差別が起きている」として、写真欄の削除を求めました。
また、心と体の性が一致しないトランスジェンダーの安間優希さんは「戸籍上の性別は男性のままなので、女性欄に丸をつけると、うそをついているという心理的なプレッシャーがある」とビデオメッセージで訴えました。
このあと主催団体側が、性別欄や写真欄などの廃止に向けた施策を求める要望書を、出席していた厚生労働省の担当者に提出し、担当者は、公正な採用選考の観点から、新たな様式例を示す必要はあるとして、性別欄などをなくすことによる影響も踏まえながら、検討していくと応じていました。
私がトランスジェンダーとして転職する際は性別欄がある履歴書でした。
幸いだったのはある会社はLGBTに理解ある会社、ある会社は私が入った会社(介護職)の別施設でトランスジェンダーの採用履歴があった事と私の人間性を見る施設長さんの意向のお陰。
前者は初めて女性として研修を受け、制服も支給して頂けましたが、うつを発症(再発)してしまったので、やむ得ず退職。
後者は施設長さんにはカミングアウト済み。
他のスタッフの人に対しては『私がやる事が出来るまでは自己主張・カミングアウトは封印します』と・・・
髪の毛はキチンと縛って貰えればOKという条件で切らずに済みました。
ちょっと横道に逸れたので、話を戻します。
日本ではまだまだ履歴書から性別欄をなくすことへの「違和感」も強いようですが、こういった動きの積み重ねが小さな成功の積み重ねになり、歩みは遅くても大きな成功への波になっていくと私は思います。
現にNPO法人の方々が地味な努力と小さな成功の積み重ねで経産省や日本規格協会(JIS)、コクヨを動かしましたから・・・
コクヨに続く性別欄のない履歴書作りを願いつつ、日本の企業もゆっくりでいいので、LGBTの人たちが当たり前の環境・待遇で働けるように変わって欲しいと願ってやまないです。
最後に、ニューヨーク・ヤンキースで活躍した松井秀喜選手の座右の銘でもあり、ウィリアム・ジェイムズ(心理学者、哲学者)言葉の言葉です。
心が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる
人格が変われば運命が変わる
私もこうでありたいと想い、日々努力する所存です。
謙虚になり自己啓発も忘れずに・・・
それが自分の為でもあり、他のLGBTの人達の為と信じて・・・