記事一覧
二冊目のアルバムが公開されました💿
僕の二作目のアルバム、「Book2」が配信開始になりました!
前作の「Book1」に続き、物語の読むようにどこかへ歩んでいくイメージですが、今回は進んだ先がちょっとダークかつ、その後ぐるぐると巡るようになっているかもしれません。
各種ストア・サブスクで配信されています📖よろしくお願いします。
▼LinkCore
https://linkco.re/CFF0vQFD
5. 三人と一人の話
「ナターシャで思い出したんだけどよ。」
食事が終わってふと話題を振ったブラスターに、イシアが身を乗り出した。
「別のツケ、思い出した?」
「ちげぇよもうねぇだろ…。もうねぇよな?」
冗談だよとイシアが落ち着かせる。ブラスターはジュースを一口飲んでから続けた。
「あいつは結局、何しに来たんだ?」
「え?だから、工場に付いて来て欲しかったんだって。それで一緒に行ってきたよ。」
「お前の親しいおっさ
4. 用事は済んだか
「あなたは助手席に乗って。」
工場まで乗ってきたイシアの車に戻る時、私は先に運転席に座って、イシアを助手席に座らせた。ビルを見下ろす高さを飛び始めると、イシアは靴を脱いでダッシュボードに足を乗せた。私は、少し咎めるように言った。
「ずいぶんなくつろぎ方ね。」
「もう疲れたよー!今日一日ブーツ履いて足使ってるし、休みたい。」
イシアはうんざりしたように、椅子を倒して伸びをした。足元には、焦げ茶の