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だしまき卵備忘録
卵焼きをつくるプロセスはほかと比べてゲーム性がたかくて面白い。料理のスタイルって煮込む、炒める、揚げるなど色々あるけど、私の挑む料理の難易度が低いから、出来上がりへのプレッシャー、緊張感はまったくない。しかし卵焼きは、手際良く焼いて、巻いて、卵液を足し、形を整えないと、「卵焼き」というゴールに辿り着けない料理なのでたいへんに面白い。料理というよりマリオに近いと思う。
そこで以下に最近確立しつつある無手勝流・だしまき卵ステージ攻略法を自分用のメモもかねて記します。
1.卵2.3個をとき、白だしと水をそれぞれ2:1ぐらいの割合で入れる。水分量が多い方がふわふわの卵焼きになるけど、箸で丸めにくくなるので、ここは自分の力量との睨み合い。さらにきび砂糖を小さじ1杯ぐらい入れる。砂糖をたくさん入れると甘くなるし、焦げやすくなるので私はあまり入れない。
2.フライパンを中火で温め、キッチンペーパーに浸したサラダ油を薄くひく。
3.卵液を流し込む。焦がさないために中火から中弱火くらいにしておく。半熟と完璧な焼きのあいだくらいを見計らって、手前に向かって折りたたんでいく。
4.油を引くあいだはガスの火からフライパンを離し、卵が焼けて固くなることを防ぐ。
5.卵液を入れて3の手順を繰り返す。最初の方は少しくらい卵に穴が空いても構わず折りたたんで良い。
6.端っこを切って出来上がり。
ブラッシュアップできる点として、卵液の撹拌が甘く焼き上がった断面に白身の部分が見えることが挙げられる。またお店で提供されるようなふわふわした本格的なだしまき卵もいずれ作ることができるようになりたい。精進。