陽のくれる空色を、窓から眺めていた。水彩画のような、やわらかな色が流れ、深夜に見つけた歌声を思い出し、聴き始める。

目を離していた空に、目を戻すと、どこかの入り口に着いたような 空が開いていた。なぜか私は、吊り革に手を伸ばすように、窓の上辺に手を添え、舟に乗ってるような心地。

いいなと思ったら応援しよう!