見出し画像

私を知らぬ人は

この綴られたコトバを読んで

どんな人を浮かび上がらせるだろう


私を知っている人は

この綴られたコトバを読んで

どんな私を見つけるのだろう


そんなこと

想いながら

それぞれの眼になって

私をみていると

わたしというものは

空っぽの筒みたい


筒の中には

水が浮かんでて

湖面に木々が映るように

ただ映し出すだけ


定まったものなんてなくて

ただ映し出すように在るだけ


ひっくり返したなら

私がみている‘あなた’も

ただの水なのかしら


映し出された 

それは

どこから

きたのだろう


私も水で あなたも水

ただ映すだけなのなら


見たものは

なんなのだろう




そんな空想をひろげてるうち

どの方向から見ても

どの方向を見ても

変わらず在るものが

浮かびあがってくるようで


それは

わたしを

アンカリングしているように


いつも

内側に

溢れてる


それは  コンコンと 湧き出ずる


わたしを繋ぐ

あなたを繋ぐ


ただ 泉

















いいなと思ったら応援しよう!