横並びの机はオフィスの島みたいなもん|ふたりぐらしってね#2
私らの住むアパートは、びみょうに広い1LDK。間仕切りをうごかせば小さい部屋ができるんやけど、そこにふたつ、勉強机を並べておいてます。
(これね。前回の喧嘩の話のヘッダーにもしちょります。)
今回はこの、私らの安定の配置、勉強机のの話をします。
山口の大きいダイニングテーブルに横並び期
話は中学時代まで遡ります。
私は中学入学すると、塾の指導のおかげもあって(てかそれしかない)、多くの時間を勉強に割くするようになりました。
基本は、一駅はなれた町中にある塾メインで勉強、家では、勉強机やなくて8人がけダイニングテーブルで勉強しちょりました。
そう、いつも、ごはんを食べる席です。
で、このごはんのときの配置、
左隣に妹、右隣に父親、短い辺の上座に母親が座ることになっちょりました。(今考えたらこの座席すべてを表してて笑ってしまう)
ということで、中学入学した妹が定期テストに向けて勉強するようになってから、山口の家ではダイニングテーブルに二人並んで勉強という風景がひろがるのが日常に。
これは、私が高校卒業するまで続きました。
私が勉強を教えたりすることはそんなになかったので、勉強のスキル面で横並びの効果があったとかはなかったと思います。
でも、テスト前に横でがんばってるのを肌で感じられて安心感があったなぁ。
そんな意味の横並びでした。
東京の小さいアパートでも横並び期
これで横並び期が終わるかと思えば、妹の大学入学とともに二人暮しがはじまり、自然に横並び期が再開しました(笑)。
今思えば、机1つずつの配置もできた(笑)。
やけど、離す理由がないのと、これが安定なので…。
お互い違う作業をしたり、課題をしたり、zoomに入ったり、スマホをいじったり、本当にそれぞれの時間を横並びで過ごしてます。
でも、それぞれの時間の切れ目に
突然、ねぇ!とふたりの好きなK-POPの話題になったり、そういえばさぁ、と家事の小言が入ったり、てかさぁと進めようとしてた企画の話になったり。
中高のように、同じカリキュラムを(時差はあれど)こなしちょるわけでもないし、追い込まれて安心感がほしくなることもなくなったという意味では、横並びの意味はないんやけど、
いまは、それぞれの切り口でざっくり同じ方向に進んでるので、そのためにぬるっとお互い入っていくってのは重要で。それがしやすい配置だなぁといまでは。
オフィスにある、チームの島みたいなもんですね。
文:姉(はるな)