はるか

佐賀旅の実況をきっかけに立ち上げたアカウント。日本の伝統工芸について、全力で体験と学びを実践しています。 日々悩みが多いので、頭の整理に使うこともあるかもしれません。

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最近の記事

うつわ着まわし企画 裏側のお話

こんにちは。工芸おたくのはるかです。 工芸関連の発信を始めてから1年と少し経ちますが、まだ自分の紹介の仕方に迷います(笑) 去る6/15-21、インスタにて「和のうつわ着まわし1week」という企画を行っていました。 私が集めたお気に入りのうつわたちをスタイリングして、 〇〇焼などの"名前がついたうつわ"も、日常使いできるよ!ということを伝える企画です。 たくさんの方に見ていただき、毎日いいねの通知が来るたびにうれしい気持ちになりました。 あらためて、ご覧いただきありがと

    • しみじみ身体がよろこぶお料理と至高のパン/神楽坂

      まず、新型肺炎の影響で各業界にダメージがおきている中、このような機会をつくってくれたnoteさんに感謝です。 さっそく「#私のイチオシ」を紹介します! 神楽坂ワイン食堂 Entraid(アントレイド) ビストロ料理とナチュールワインが楽しめる、カジュアルでアットホームなフレンチです。 『ご来店されるお客様に、本当に美味しい野菜、肉、卵をお出ししたい!』 『人工的に作ったものではなく、自然派のワインを味わって頂きたい。』(HPより引用) という思いが、ビシバシ伝わってくる

      • 日本の有田焼はリヒテンシュタインの宝物

        渋谷Bunkamuraで開催している「リヒテンシュタイン公爵家の至宝展」に行ったのですが、佐賀の焼きもの旅後記とも言える学びがあったので、noteに起こします。 展覧会のタイトルにも「ヨーロッパの宝石箱」とあるように、順路はしばらく、うっとりするような絵画がずらり。 そんな中に登場した、古伊万里(有田焼)などの東洋磁器がテーマのコーナー! 会場に行くまで、まさか1コーナーまるまる磁器だと思わなかったので、大興奮でした。 古伊万里についてのおさらい 日本で初めてつくら

        • 【さがたび DAY7】新しい歴史のはじまり

          夜が早ければ朝も早い。 すっかり健康的な生活リズムになった私は、朝の浜辺を散歩する余裕まで出てきた。 週明けからは、できるだけ不健康なリズムに戻らないようにしないと。 この前も言ったけど島々の霞み方が芸術的すぎる。日本画の世界だ… 雨上がりの神事 朝は唐津くんち「御旅所神幸(おたびしょしんこう)」へ。 雨模様でビニールを被っていた曳山も、スタート時刻には無事晴れたのでお目見え。 漆がつるつるできれい…!この色が見たくて、朝も来ることにしたんだよね。 参道の真ん中を進

          【さがたび DAY6】情熱溢れるからつもん

          自分の地元の好きなところを聞かれたら、1つや2つは思いつくだろうか。 唐津に来てから、羨ましくなるくらい魅力に溢れたところだなと何度も思っている。 太閤秀吉の威厳は時効 虹の松原は基本車に乗って走るところ。 当然知らずに迷い込んだ私は、(いつ海と松の浜を歩けるのだろう…)と思いながら、車道ギリギリをとても恐縮しながら歩いた。 一度歩き始めたら、簡単には脱出できない。 見通しのいい松とはいえ、だいぶサバイバルだった。 昔、豊臣秀吉がこの地をおさめたとき、背が高く視界を遮

          【さがたび DAY6】情熱溢れるからつもん

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          さがたびDAY4にあげたかった画像!

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          【さがたび DAY5】朝焼けから夕焼けまで

          焼きものの産地を巡る度も終盤に差し掛かる。 今日は気球の世界大会「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」からスタート。 本当に欲張りな旅になったなと思う。 夢みたいな景色 東の空が薄赤くなってくる頃ホテルを出発し、大会中しか停まらない「バルーンさが」駅で下車。 朝焼けに照らされる幻の駅、それだけでワクワクした。 会場は司会が気球にまつわるエピソードや競技の説明をしている。 世界大会、どれだけの人混みだろうと覚悟していたが、会場が広いせいか、もしくは東京のイベントが異常

          【さがたび DAY5】朝焼けから夕焼けまで

          【さがたび DAY4】小さな有田の壮大なはなし(続き)

          後半部分がまるっと消えてしまったので、もう一度続きを書くことにします。 有田焼って色々な模様があるよね、という話について、「柄には年代によって流行りがあった」という答えでした。 * 有田焼の絵柄で印象的だったのは、初めて赤色の絵付けと焼成に成功した柿右衛門様式。 左右非対称で、古伊万里に比べ余白がある。 それから、西欧ウケが良かった「芙蓉手(ふようで)」。お皿の縁部分を放射状に描くのが特徴。 https://shop.shobido-honten.com/?mode=

          【さがたび DAY4】小さな有田の壮大なはなし(続き)

          【さがたび DAY4】小さな有田の壮大なはなし

          もしも有田の印象を聞かれたら、「圧倒的な量と大きさ」と答えると思う。 少ないのは、街中の宿泊施設と飲食店くらいなものだろう。(本当に調べて行かないと途方に暮れる) 特に上有田は景観保護の地域だから、コンビニもつくれないそうだ。 そのネームバリューからはまったく想像できない、観光地ではなく職人の住まう街。 有田は「多い」! 源右衛門窯に工房見学に行ったら、まず職人さんの人数に驚いた。 分業制のため各々の持ち場が決まっていて、大きく分けると器の整形に5人、絵付けに8人。

          【さがたび DAY4】小さな有田の壮大なはなし

          【さがたび DAY3】うつわざんまい

          昨晩にひき続き、食材の味をひとつひとつ確かめながら味わう朝食を楽しんだ。 昼間の暑さとは裏腹に、朝晩の冷え込みが強い有田。 あつあつのスープが沁みる。 山盛りの野菜は、旅行中意外と食べられない代物だからありがたい。 ぜったいに買いすぎる有田焼 アリタセラは焼きもののショッピングモール。 窯元系の器をお土産にと考えていたらお財布にしばかれるし、本場だからこそ安く買えるところでお土産を揃えてしまおうと意気込んだ。 (結局、街中の大きな商店に寄ったら更に安く買えるところが

          【さがたび DAY3】うつわざんまい

          【さがたび DAY2】晴天と秘密の鍋島焼

          天気の子という映画、皆さんは見ましたか? 人は晴れを望んでる、晴れている空にどこか安心し、心を動かされるという描写が印象的な映画だったなあと思います。 さて、二日目に訪れたのは、鍋島藩の秘窯 大川内山(おおかわちやま)です! 鍋島藩のおかかえ窯、鍋島焼について 今回の旅でしっかり知ることになったのですが、伊万里焼と鍋島焼は違うものなんだそうです。 産地としての伊万里焼の中に、製法やジャンルとしての鍋島焼が含まれている感じ。 ざっくり、鍋島焼とは何か書いていきます。 ●

          【さがたび DAY2】晴天と秘密の鍋島焼

          【さがたびごはん編】五感で食べる有田のフレンチ

          今回の旅でも、上位に入るお楽しみ。 あまりに美味しかったので、番外編でお届けします。 * aritahuisのフレンチは、“器の選べるフルコース”。 デザイナーズ、コンテンポラリーのテーマも選べるけど、もちろんトラディショナルを選びました。 ●アミューズ 秋刀魚とフロマージュの春巻、下にはスモークしたナス 旬のじゅわっとジューシーな秋刀魚、ざくざくの衣。 スモークしたナスは、まるで香りを食べるみたいに内側から鼻孔をくすぐる。 カトラリーはおしゃれさん御用達のクチポー

          【さがたびごはん編】五感で食べる有田のフレンチ

          【さがたび DAY1】古伊万里はじまりの川

          「雲が落ちてる」 岐阜県の上空を飛んでいるとき、不思議な感覚を覚えた。 飛行機であれば雲の上を飛ぶのは当たり前だけど、私が見たのは、まるで地面に落ちているようなそれ。 山のてっぺんも見えているほど、低い低い雲。 3列席の真ん中から身を乗り出して、しばらくその奇妙な光景を見ていた。雲ほどいろんな表情がある自然現象もないのではないか。 焼きものとくらす街、伊万里 福岡空港から高速バスで伊万里に向かいながら、はっきりと(どこかそう感じる、どころではない)懐かしさのある田舎の風景

          【さがたび DAY1】古伊万里はじまりの川

          【さがたび DAY0】

          旅行前のパッキングは、全日程のコーディネートが決まった時点でほぼ終わりだと思う。 いつも、前日夜に決まらず寝不足になるから、今回は2日前に終わらせておいた。 佐賀だけで1週間。 伊万里(鍋島焼)と有田焼、唐津焼を全身で体験することをメインに、バルーンフェスタと唐津くんちも見て、九州の友達に会う。 おかずの2つが主食級のボリューム。 我ながら壮大な旅を計画したなと思う。 同僚や友達に話したら、一様に苦笑された。 でも、私は嬉しくなってしまう。 誰もやりそうにないことに挑戦す

          【さがたび DAY0】

          はじめまして、カオナシです。

          はじめまして、はるかといいます。 ごく普通の会社員をやる傍ら、日本の伝統工芸の面白さや日常への取り入れ方を発信する活動をしています。 10月末に少し長い旅行を予定していて、そこで毎日レポートを書きたいと思っています。 文章を書いて発信したことが無いので、少しでも読みやすいものを書けたらと思い、事前に練習をするため、noteをはじめました。 本当に拙い、日記レベルのものになると思いますが、よろしくお願いします。 目的はもう1つあって、「考えて出た答えを記録しておくこと」です

          はじめまして、カオナシです。