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高橋幸宏さんのはなし。
※楽曲をいろいろシェアしておりますので音楽を流せる環境であればぜひぜひplaying nowしてお読み下さい。
YMO Goes Forever.
— 矢野顕子 Akiko Yano (@Yano_Akiko) January 14, 2023
朝目が覚めるとやのさんがこんなつぶやきをしていた。
なんだか胸がざわついて、
ニュースを読もうと思いながら、
いったい何が起きたんだろう…
闘病を明かしているメンバーだっているさ。誰に何が起きたっておかしくない。
とか考えていたら、大好きなユキヒロさんの訃報だった。
各々に一番好きなユキヒロさんはあるだろうし、
普段は好きな方の訃報に際し感じたことをコラムに残すことはしないのですが、
今日は哀悼の意と感謝を込めて
力いっぱいユキヒロさんをプレゼンします。
いつもオシャレで理想の男子だった
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高橋さん…だとちょっと愛が足りない。
ユキヒロ…と呼ぶほど身近でも親しくもない。
ユキヒロさんと呼ぶのがちょうどいい。
ドラムスの腕前はわたしが説明する必要なんてないくらい
この人はメトロノームの生まれ変わりなんじゃないかってぐらい整った細かいリズムを刻むプレーヤー。
そしていつもオシャレで。
ジャケットやシャツ、パンツの裾のあんばいのいい長さが最高でした。
そして、ヒゲとメガネ。ハット。
スタイルも含めて理想のオシャレ男子です。
実はお誕生日が同じ6月6日で、SNSのアカウントに6を入れるのはユキヒロさんの影響。
昔はtwitterにリプライしたらお返事を下さったりと微かな接点があり、
わたしもユキヒロさんのようにいいあんばいのオシャレさんになりたいな。というあこがれの存在でした。
唯一無二のスタイルの夏フェス!WORLD HAPPINESS
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WORLD HAPPINESSとは
2008年より始まった野外音楽フェス。高橋幸宏が第1回からキュレーターを務め、日本のロックレジェンドから気鋭の若手アーティストまで一堂に集まり、優れた音楽のDNAを次世代につなぐことをコンセプトに、本物の音楽好きが集まるフェスとして好評を集める。過去には星野源・きゃりーぱみゅぱみゅ・サカナクションなど多彩なメンバーが出演。開催地は2016年まで「夢の島公園上競技場」。2017年は「葛西臨海公園」で開催。
これまで3回参加しました。(2011、2013、2014)
2014年はなんと妊娠中(ほんとに初期)しかも台風。
レジャーシートが配布され、それが自分の座席になる。
モッシュもあのつぶされる感じもないのんびりとした雰囲気の夏フェス。
すごく暑いけどその分ビールもおいしいし、毎回楽しかった。
ワーハピでのユキヒロさんのステージは、ユキヒロさんの歴史だったなー。
ワーハピに行けてよかった。
スタイルを変えて続く伝説のグループYELLOW MAGIC ORCHESTRA
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後ろの3人もYMO
イエロー・マジック・オーケストラ (英: Yellow Magic Orchestra) は、日本の音楽グループ。1978年に結成。通称、Y.M.O.(ワイ・エム・オー)。
※YMOはに関しては名曲が多いし、リスナーの数だけ好きポイントがある歴史あるグループなのであえてプレイリストにしてみました。
自分のリズムを整えたいとき。なんだか無機質さが恋しい時に選びがちです。
初期のファミコンっぽさや、2000年以降のHASYMOなどシンセ強めのちょっと冷たそうな感じ漂う無機質な"THE techno"な時代や、
いわゆるテクノ歌謡と呼ばれる歌詞付きの時代。サポートメンバーに矢野顕子さんがいて、いい意味で尖りまくりで理性がぶっ飛んでて引き込まれてしまうワールドツアー。ゴンドウトモヒコさんサポートでのユーフォニアムなどを取り入れ暖かい音色を出した人間味の強い時期。
そんな真逆の要素を行き来しながら続いていくグループでした。
ユキヒロさんは3人が集まるのを誰よりも望んでいただろうし、3人でプレイできることをとても楽しんでいたと思う。
ワーハピのYMOはユキヒロさんが嬉しそうに演奏しているのが印象的でした。
逆輸入!古さを感じさせないSadistic Mika Band
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サディスティック・ミカ・バンド(Sadistic Mika Band)は、日本のロックバンド。1972年デビュー。1974年発表の2ndアルバム『黒船』は、当時英米でも発売されていた。
ミカバンドといえば『タイムマシンにおねがい』が有名ですが、
わたしはこの曲が一番好き。
トノバンこと加藤和彦さんのセンスの良さやオシャレさが目立つバンドです。
トラッド×トレンドという相反したもののmixなのに不自然じゃない。
それがトノバンのセンスの良さ。
歴代のヴォーカリストも好きで、加藤ミカさん(ミカ)桐島かれんさん(みかれん)木村カエラさん(ミカエラ)と、それぞれに良さがあり
プレーヤーも皆、一流。
ユキヒロさんのほか、小原礼さん(礼ちゃん、オハラ)高中正義さんも在籍。
ボーカルうますぎないのが程よくて、プレーヤーの良さが前面にでる稀有なバンドでした。
ただ、何度もミカが変わっても大丈夫でしたが、トノバンがいないと成立しなかった。
なのでトノバンがいなくなった時はとても落ち込みました。
ミュージシャンはある日突然死んでしまうから、いつかじゃなくて会いたいと思ったときに会いに行こう。と思わせてくれたのもトノバンでした。
ぽわんぽわんが気持ちいいpupa
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pupa(ピューパ)は、日本のポップ・エレクトロニカバンド。 pupa. ジャンル, J-POP · エレクトロニカ. 活動期間, 2007年 -. レーベル, EMIミュージック・ジャパン.
原田知世さん(知世ちゃん)の声がいい!
とても暑い夏のお昼に、レースカーテンだけにしてエアコンきかせてBGMにしたい涼しさを感じます。当時ブルーがコンセプトの部屋に住んでいてその雰囲気との相性がよかったです。
メンバーはユキヒロさん、知世ちゃんのほかにYMOのサポートでおなじみのいわゆる”YMOチルドレン”世代で構成されています。
アルバムわずか2枚ですがどちらもイイ!
そして、ユキヒロさんデザインの【トラッド×ミリタリー】のお衣装もステキ。
中途半端なロリータとかなりきれてないハロウィンが許せなくなるくらい世界観大事になったのはこれが原因っていうくらい、このグループは衣装やアイテムが完璧でした。
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そしてここに書かずにいられないくらいの奇跡をユキヒロさんが起こしてくれたことがあって。
2013年のワーハピ。
ラストはこの日限定の企画”The おそ松くんズ”(のちに”The おそ松さんズ”として一部メンバーが再集結)
メンバーがとにかく豪華(坂本龍一さん、細野晴臣さん、奥田民生氏、大貫妙子さん、やのさん、鈴木慶一さん、小坂忠さんなど。
そしてオハラ。ベテランぞろいで緊張感漂う姿が珍しい佐橋佳幸氏。)
で、ミカバンドやYMOなどユキヒロさんにゆかりのある曲を演奏する時間がありました。
YMOやるけどやのさんとキョージュはやっぱり共演しないんだな
と残念に思っていたら、
ラストで一瞬だけ!同時にステージに立ったんです!
端と端で目を合わせたりとかなかったけど、あの二人が!同じ!空間にいる!あの!連弾してた!ふたり!
と、感動しました。
たぶん今までなかったよね。
ほんとにユキヒロさんのおかげ。ありがとう。
YMO Goes Forever.そしてHello Goodbye
さいごにお送りするのはこちらの曲。
本当はNHKの番組やワーハピで演奏されたビートルズカバーの"Hello, Goodbye"がふさわしいのですが、公式な音源がないため断念。
(気になる方は検索してみてください)
カバーですが歌詞は細かくわかんないけど、別れがよく似合う雰囲気の曲。病気の治療が思い通りにいかなかったり、周りがゴタゴタしたりと大変だっただろうし、
トノバンがいなくなった時とてもさみしがっていたから
今頃『ひさしぶり』ってわらっていたらいいなあ。
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これがわたしのだいすきな高橋幸宏さんのはなし。
お誕生日が同じだからずっと忘れないからね。
はるみそ。
こちらもぜひ!