~使用場面で覚える~ Tableau用語解説 「連続・不連続」 「メジャー・ディメンション」
Tableauの用語や特有の機能を理論的に解説している記事は多いですが、理論を覚えたところで、結局その機能はどんな時に使うの?と疑問に思うことはありませんか?
そこで本記事では、Tableauの基本用語について理論をベースに解説するのではなく、使いどころをベースに解説していきます。
したがって、本記事はとりあえずTableauで可視化できるようになりたいという初心者向けの記事となっています。
(※この記事ではサンプルスーパーストアのデータを使っています)
連続と不連続
連続と不連続の使い分けは簡単に説明すると以下の通りです。
連続:グラフを作りたい、傾向・予測を見たい (緑色のピル)
不連続:表を作りたい、グループ分け・並び替えを行いたい (青色のピル)
例えば日付(オーダー日の年)を列、売上を行に入れて時間と売り上げの関係を見たいとします。その時に日付を連続で入れると傾向線や予測といった機能が使えます。
日付を不連続を入れた場合は、軸の横にある並び替え機能を使って売上の昇順・降順を選択することができます。ここで、日付の月を入れたりカテゴリを入れることでグループ化することもできます。また、売上の連続を不連続に変更すると、グラフではなくクロス集計表のようになります。
メジャーとディメンション
メジャーとディメンションは概念的なもので、簡単に説明するとメジャーは指標で、ディメンションは区切りを表すものなのですが、詳細な説明については割愛します。データをフィールドに持って行ったときに集計されていればメジャーでそうでなければディメンションとして扱われています
ここではメジャー・ディメンションと連続・不連続それぞれの組み合わせと使いどころについて説明します
連続メジャー
連続メジャーはオーソドックスな形式で売上や温度などの連続的な数値データを集計するときに使用し、列や行に入れることでグラフが表示されます。
不連続ディメンション
不連続ディメンションはオーソドックスな形式でカテゴリや都道府県、顧客名などで、集計単位を分けるときに使用します。
不連続メジャー
不連続メジャーは、購入回数や個数などの離散的なデータに対して使用します。集計関数を使えるので合計や平均なども求められ、フィールドに入れた際にグラフではなく数値となるためクロス集計表を作る際に用います。
連続ディメンション
連続ディメンションは主に日付型で使用します。ディメンションではあるが数値に大小があるため並び替えることはできません。折れ線グラフと相性が良く、推移や傾向を見るために用います。
また、売上などもディメンションにすることができ、色の重なりで分布を確認することができます。
結論
基本的には不連続ディメンションと連続メジャーを理解していれば問題なくTableauを使うことができます。そこに、日付の連続ディメンションで推移を可視化できれば何も問題はありません。Tableauは感覚的な操作が売りなので、とにかく使って覚えましょう。