【質問回答】医学部の試験はどう乗り切る?

質問を頂いたので回答します!

「医学部のテスト勉強のやり方を教えてください!」

回答:
私は2つの鉄則を心がけて勉強してきました。
この勉強法で医学部生活6年間で追試ゼロ&学年順位1桁を達成しています!

①○○○から解く!

鉄則1つ目は…

「過去問」から解く

試験勉強を始める前に、その教科の過去問を解いてみましょう。最低2年分、時間があるなら3年分。

己を知り敵を知れば云々と言いますが、それはテスト勉強でも同じです。まず敵を知ることで、指導教員がどのような知識を重要視しているかが見えてきます。また複数年分解くことによって、問題の使い回しや出題が多い分野も見えてきます。すると、自然にどこにウェイトを置いて勉強するべきかがわかってくるのです。

そこから改めてレジュメや教科書の該当箇所を見てみると、重要な部分が光って見えることでしょう。そこを重点的につぶしていくことで8割程度は安定して得点できるようになります。

私はさらにプラスして、過去問のpdfに周辺知識を肉付けしていました。例えば ↓ のような感じです。問題の解答に必要な知識だけではなく、挙げられている疾患についての情報をどんどん書き込んでいきます。

2023年度夏メック模試Aブロック問2を例にして

こうすることで周辺知識まで一緒にインプットできるので、少々選択肢をいじられても対応できる応用力が身につきますし、何より自分の印象にも残ります。

そこまでやってなお時間が余れば(たいていの場合時間は余りませんが)、レジュメや教科書の隅の方にある細かい知識を詰め込めばいいのです。

完璧主義の人に多いですが、授業で使った教科書やレジュメを最初から読み始める人がいます。それはNGです。確かに扱った教材はすべて試験範囲でどこから出題されても文句は言えません。しかし(満点を目指したい人ならともかく)出題される確率が低いものまで本気で取り組んでいては重要な部分が抜け落ちてむしろ得点力が下がる可能性すらあります。

あくまでも過去問ベースで勉強していきましょう。


②初見分野は、○○○○に頼る!

鉄則二つ目は…

初見分野は、「動画教材」に頼る

完全初見の分野は、「動画教材」を有効活用してサクサク理解していきましょう。

試験勉強をしていて、全く見たことのない知識に遭遇する事もあるかもしれません。お恥ずかしながら私も大学の授業をまともに受けていた部類ではないので、テスト前日になって初見の知識が出てきて焦ることが多かったです。

そんな時の救世主になったのが動画教材です。medu4やmediLinkをはじめとして、現代にはたくさんの有用な教材があります。動画教材は、製作段階で先人がいくつもの文献にあたり、大事な箇所だけを抽出してくれた、まさにエッセンス。私はまずその動画を見て大枠をつかんでから、もし細部の知識が足りなければ教科書などに頼ることで、効率よく初見の知識も頭に入れることができました。また単純に活字を読むよりも映像と音で五感に刺激を与えた方が印象に残りやすいというのもあったと思います。

例えば肝胆膵の試験勉強をしていて肝細胞癌の治療法選択が全然理解できないな…と思ったらmedu4の『あたらしい内科外科 肝胆膵』の「3.2 肝細胞癌〈HCC〉の治療」の項だけ動画を見て大枠をつかみ、そこから大学のレジュメに戻りました。

国試に向けた対策にもなるので一石二鳥であり、かなりおすすめの勉強法です。

教科書を読むと言うのは最も古典的で確実な方法ではありますが、試験前の貴重な時間を使って読み込むのはあまりにも大変で効率が悪いです。動画が存在するものはなるべく動画に頼っていきましょう。

まとめ

私は以上2つの鉄則を常に心がけながら試験対策をしてきました。その結果よく遊び、よくサボりながらでも、恥ずかしくない成績をおさめることができました。

あなたの試験勉強のお役に立てればうれしいです。また、オススメの勉強法などあれば、ぜひコメントいただけると喜びます!では!

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