出版契約 電子出版許諾契約
突然の思い付きから、自分の本を出そうと思った私。素朴な疑問いろいろとありました。
いくらかかるの?
何部刷るの?
書店に並ぶの?
印税ってなんだっけ?
ホントに出来るの?
まず頭に浮かんだのはこんなところ。「自費出版あるある」いろいろ検索してみたら、たくさん情報出てきます。さすがに知識ゼロ状態で出版社に行くわけにもいかないから、ざぁっと一般的な話だけでも下調べ。これを持って臨んだから、たったの2回の面談で、思いついてから1週間という短さで出版契約なんて大それたことが、躊躇なく出来たのだと思います。
逆にそれ以上、突き詰めて調べたところで、いろんな人の体験談など読んだところで、結局決断するのは自分自身。不安が増すだけ無意味です。
自費出版、調べていて気づかされた大事なことは
どんな本を、何のために、誰に向けて書きたいか
これがしっかり固まっていることが一番大事、肝心要
出版する決心も、執筆中の問題も、出版社とのやり取りも、出版後の後悔も、これさえあれば大丈夫。逆にこれがなければスタート地点にさえ立てません。
私の場合
「どんな本を」
自分のこれまでの経験、仕事、結婚、4人の子育て、両親と姑を含む9人大家族の賑やかな暮らし。友人関係、自分との付き合い方、エピソードとその時感じた思い、今振り返って思う喜びと後悔。53年の人生を四字熟語でまとめた自叙伝的エッセー
「何のために」
50歳を過ぎ、子の巣立ち、親の介護、親との別れ、自分の老い。今直面している問題を考えるため
今をどう生きるか、これからどうやって生きていったらいいのか
そのヒントを得るために自分のこれまでを見つめ直す必要があったから。
誰に向けて書きたいか
今社会に船出したばかりの20代の1男三女4人の子ども達に向けて。
同居する本の虫、家族のアイドル87歳の最愛の母に向け。
これまで一緒に生きてきた、友達・仲間、たくさんの知り合いに向け。
同時代を生きる同じ悩み・思いを持つ老若男女大勢の人たちに向け。
そして自分自身に向けて。
ここまで、思考の整理が済めば後は簡単。
次のステップは出版社選び。
沢山の人にお届けするためには全国の書店に流通経路を持つ出版社。そして私が今まで読んだきたお気に入りの本を作っている好きな会社。
何よりも、私にラブコールを送ってくれた「幻冬舎ルネッサンス新社」
自費出版の「新たな価値の提案」を提案
書籍の完成だけをゴールとした自費出版ではなく
完成した作品を広く知らしめ、読者の心を動かすことを追求。
原稿に込められた想いを、伝えたい読者に届けられるように編集者が書籍製作をサポート
編集力、流通・販売力、プロモーション力において他の自費出版レーベルとは一線を画した出版サービスを実現
このように嬉しいことが書いてある資料を見せながら
「是非出版しましょう、大丈夫、任せてください!」
と力説してくれる娘ほどの年齢の、綺麗な若い女性編集者を私に担当させてくれた幻冬舎ルネッサンス新社。よそ見することなく決めました。
契約時には電子書籍化も勧められ、それもすぐにお願いし。結局トータル300万。ここまでが出せる上限だったから、それも私にピッタリでした。
出版社、発行部数、本のデザイン、紙質、大きさ
自費出版といっても、そこはまちまち千差万別。自分の都合で決めれば良し。
どんな本を、誰と、どうやって作って、誰に届けたいのか。
お金と時間はいくらかけられるのか。
出版を自分の人生のどういう位置づけにしたいのか。
周りの人にどんな影響を与えるのか
本を書きたいと思う人は、そこから考えだしたら、案外すぐにできるかも。
日記も書いたことがない、USBの使い方も知らない、ただの53歳の主婦にできたのですから本当の話です。
次回は、私の出版を賛成したり反対したり、一緒に見つめてくれた家族、友達、みんなの話をしていきます。