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撮影秘話などお話しちゃいます『吉沢亮と歩く、日本橋兜町』編集後記。

こんにちは。Harumari TOKYO編集部の稲垣です。今日は、2月にローンチした「日本橋兜町特集」について少し小話なんかをしようと思います。

もともと、兜町界隈に最近増えてきた小さな美味しいお店や新しい美味しいお店がお気に入りで、2年ほど前から足繁く通っておりました。飲んで食べてばっかりですね……。

2020年2月のK5オープンレセプションパーティでは、たくさんの人々が集まり、東京証券取引所の方まで行列が続いていたのをよく覚えています。近年久々に感じる「新しいカルチャーが生まれたぞ」という熱気や、クオリティの高いクリエイティブへの感動。参加しただけの私も、まさにこここに東京のカルチャーの最前線がある……!と興奮していっぱいお酒を飲んだ記憶があります。

K5を企画され、兜町エリアの再開発を手がける平和不動産(株)の方ともお話する機会をいただき、何かご一緒にできないかなと模索していたところに朗報が。兜町の祖ともいえる渋沢栄一翁が2021年の大河ドラマになるというではありませんか。

吉沢亮さんが主演に決定。

ここで私たちの脳裏にはあるアイデアが浮かびました。
吉沢亮さんに登場してもらって、記事やフリーペーパー やオンラインライブなどで街の魅力を発信するのはどうだろうか?

実は4年ほど前に私たちが出版した書籍「東京の24時間を旅する本」通称“24時間本”にまだ若かりし(今も若いですが……)吉沢さんにご出演いただいたことがあるのです。

4年経って押しも押されぬ人気俳優へと登り詰めた吉沢さん。大河の主演という超多忙な時期ですが、ダメもとでオファーしたら……なんとご快諾頂けたのです!優しい!

撮影の際は、ロケ地として兜町中のたくさんの場所をお借りしました。東京証券取引所や日証館などの渋沢栄一ゆかりの地の関係者の方々は、「ウチの創業者役の吉沢さんが来てくださるなら!」と、もはや渋沢栄一が来るかのようなリアクション。さすが、数々の企業を設立されたお方です。早くそのあたりのパートの「青天を衝け」が見たい…。

吉沢さんのみならず、村川絵梨さんや今井隆文さんの撮影も含め、何日も長時間ご協力いただきました。改めて、街の方々の「街を盛り上げたい!」という想いに感謝したいと思います。本当にありがとうございました。

そうして実現した撮影は、まさに大河の主演俳優としてさまざまなメディアに引っ張りだこだった時期。1月のとある日に撮影が行われたのですが、なんととてもとても寒い日でした。雨は免れたと思いきや、吉沢さんの撮影が始まる頃は、なんと雪がチラつきはじめ……。本当はめちゃくちゃ寒いはずなのに春服で撮影する吉沢さんの姿は、本当にさすがプロだなぁと失礼ながら感心してしまいました。

ちなみにその(ちょっと寒そうな)吉沢さんの様子は、5月までの限定公開ですがYouTubeでも確認できます。撮影後はすぐ、スタイリストの荒木大輔さんがあったかいベンチコートで吉沢さんを包んでましたよ……!

寒かったりいろんな場所へ移動してもらったり、吉沢さんには頑張ってもらいましたが、その合間にも関係者に渋沢栄一の話を熱心に聞くなどしていました。関係者が用意した歴史資料を見つけると「これ、もらってもいいですか?」と前のめりな姿勢の吉沢さん。撮影クルーのみならず、関係者の方々も「大河、楽しみですね」とみんなの思いもひとつになった、ハートフルな撮影でした。

大河ドラマはいつも途早い段階でリタイアして脱落してしまうのですが、今年は渋沢栄一の晩年まで見守らねばと強く思っております。

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※スペシャルムービーは5月14日に公開終了いたしました。

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