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【2024年5月20〜24日】博総日記 いろいろあった1週間

またまた久しぶりの博総日記です。この週は平日5日間連続で博多総合車両所関係の出来事を観察できました。なので、今回は博総日記増量版として5日間の出来事をまとめて書いていきます。

20日(月)

20日は、N700系S4編成が全検に入りました。ここで注目したいのが、車両連結部の全周ホロ。ちょっと見比べてみてください。

①6-7号車間
②5-6号車間

特に注目したいのが、これの上側です。①は真っ黒なのに対して②は白っぽいですよね。ちなみに7-8号車間は①と同様の色をしていました。なぜ同じ編成なのに色が違うのでしょうか。

こうなったのは、この編成の前回の全検の時期が関わってきます。
前回の全検入場は2022年7月。この時期に全検をしたN700系は、コロナのこともあり検査でもあらゆるコストカットが必要だったため、全周ホロが側面のみ替えられていました(いつもなら全て交換)。つまり上の部分は側面の2倍の仕事をすることになったのです。
しかしそんな想定外の状況に耐えられなかったのでしょう。②の上側は破れたか何かで途中で交換されてしまいました。なのでこのような差が生まれたのです。よく見ると側面より白さがありますよね。

このような違いを見つけるのもまた、車両観察のおもいろいところなんです。

21日(火)

この日は個人的にかなり嬉しいものを見られました。それは…

100系の2階建て食堂車です!

他の保存車が一瞬にして旅立ってしまったこの状況の中、まだ残っていることは知っていました。しかし、しばらく姿を現していなかったので心配だったんですよね。これでとりあえずは一安心です。
もしや解体準備が進んでいたり…?なんて不安を抱きながら車内をズームしてみると…

座席のようなものはまだ残っているように見えました。おそらく解体は内装をまず取り除いてからされるので、しばらく残ってくれそうです。
それでも1両減ってしまったその姿は、どこか物足りない感じがして寂しく思いました。

22日(水)

この日は午前中に行ってみました。500系V9編成の入換を見るために。

うーん、フェンスの影が…

まずはV9編成の姿を確認。全検明け名物?の付箋も床下機器のカバーに貼られていました。

ピントがV9にしか合わなかった
無念

しばらく見ていたら、博多南駅に入る500系と留置線に入るN700Sが並走しているのを目撃。すごいなと思ったものの、ちょっと複雑な気持ちでした。

進んでいくN700Sを見ていると、どこか違和感を感じたんですよね。

あ、これ🚭が消されてるやん

まず感じたのは上記の違和感でした。全検明けなのかなと思って車両番号を見ると…

あ!これJ42だ!

そう、最初から喫煙ルームがないなどの変更が加えられた、投稿時点ではまだ2編成しか営業運転についていないN700Sの「2次車」のJ42編成だったのです!外観で分かるのはやっぱりここですよね。

7号車サイドビュー
比較用 N700Aの7号車
(Sも同じ配置です)

ここの乗務員扉がなくなり、窓が2枚できたのが分かると思います。これがいちばん違和感だと感じているのは、たぶん自分だけではないでしょう。

その後、本命のイベントが始まりました!

この日はオートフォーカスがずっと不調だった

やはり予想通り、スイッチャーに押されてゆっくりゆっくり検修庫へと入っていきました。やっぱり🚭マークが無いのはなんとなく変な感じでしたね。

これを見ていてびっくりしたのが、推進の前にスイッチャーだけでなく500系もホーンを鳴らしていたことです。
博多総合車両所では検修庫へ入換をする車両は、出発前にホーンを鳴らしています。しかし、これまで推進で見たことのあるのはどれも中間車が先頭に立っていて、ホーンを鳴らすなんて物理的にできない状態でした。
しかし先頭車が先頭になったこの編成では、もちろん先頭にホーンもあるのでホーンを鳴らすことができる。なので鳴らすことになっているのでしょう。
このことは今まで知らなかったので、おもしろいものを見たなと思いました。

23日(木)

この日も全検関連です。

この日はK15編成が全検に入りました。

Xに書いた通り、2024年度からK編成に変化が生まれる数年間が始まっています。その変化は、ズバリ「8連化改造」!
JR西日本の公式リリースによると、2024年度からK編成のうち4本が8連化改造される予定となっています。つまり、もういつ8連化されたK編成が現れてもおかしくはない時期になったということです。
なので、今後この編成をはじめK編成が全検を出るとき、どのような姿になっているのか注目していきたいと思います。

24日(金)

この日は博多総合車両所以外の場所で撮った博総関連の話題です。

やってきたのは博多駅。自分はここであるものを待っていました。

そしてそれの定刻に現れたのは…

柵…

そう、全検明けのV9編成の試運転です!

これが自分が行ける日に走るということで、初の試運転参戦ということもありずっとワクワクしていました。

少し長めの停車時間を使って細部まで観察。どこを見ても輝いていて、年齢を忘れさせるかのようでした。やっぱピカピカっていいですよね。しかも500系ならいっそう。

もうおなかいっぱいなくらい見たところで、V9は東芝GTOの音を響かせ博多総合車両所へ帰っていきました。

これが自分の見た博多総合車両所の一週間です。


ここからはおまけコーナー

実は試運転の後にやって来たのがミャクミャク新幹線のJ20編成だったというお話です。

いい宣伝になることだろう

まとめ

この週はとにかく濃かったです。毎日何かしら見て楽しいことがあって、しかも大トリは試運転という自分の博総観察史上最高の充実感がありました。
今後このような頻度で博総を見ることはあまりないと思いますが、これからも見られるときに見ていき、何かあったらまた発信していきたいと思います。

Thank you for reading!

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