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【2024年2月13日】博総日記 伝説が終わりを告げるとき
2024年2月13日、博多総合車両所の中で予想もしていなかったことが起きました。それが…
博多総合車両所の0系の保存車
22-1047が解体線入り
です…
解体線に次入るのは個人的には500系かなと予想していたので、完全に予想外の車両が入って本当に驚きました。
そんなまさかの来訪車の最期の姿を撮ってきたので、X(旧Twitter)で公開していないカットも含めて時系列順にまとめていきたいと思います。
自分とこの0系との思い出
実はこの22-1047は、自分の鉄道好きを加速させる大きなきっかけとなった車両なんです。
それは2021年の始めのこと。そのとき博多総合車両所の近くを車で通ったという母から、衝撃的なことを聞いたのです。
「新幹線の車両基地に0系がおったんよね」
当時、博多総合車両所の存在自体は知っていたものの、Twitterの活用も下手で全然知っていることが無く、正直に言うと半信半疑の状態でした。
それでも本当にいるなら見たい!という気持ちから、そのとき初めて博多総合車両所へ出向き、そこの観察をやってみたのです。
この出来事がきっかけで、観察のために定期的に博多総合車両所に行くようになりました。
すると、自然と自分の鉄道好きの度合いがどんどん高まっていき、それによってTwitter(当時)での鉄道好きの方との交流も増えていくなど変化が起きていったのです。おそらくこの出来事が無かったら、今このnoteというプラットフォームにも自分はいなかったでしょうね。
そんな変化を生んでくれたきっかけは紛れもなく0系であり、0系がいたからこそ今も自分は鉄道好きを続けられていると断言できます。
そんな思い出のあるものが最期の場所に入っていたのを見つけたとき、とてつもないショックを受けました。どうか嘘であれとも思いました。とにかくいろいろ感情が入り交じっていました。
そんなに動揺しながらも何枚か撮影した最期の0系の姿。ぜひご覧ください。
22-1047の最期の姿
part1.朝
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この日の朝撮影したものです。
この0系がいる場所は解体線、すなわちこれまでに数多の車両たちが旅立っていった場所です。
見つけてすぐはまさかと思いましたが、実際によく見ていると、だんだんと実感が湧いてきました。
このときは朝ゆえに時間がなかったため、ここで退散。
これがこの0系にとってまじまじと全体像を見られた最後の機会となったものかと思われます。
part2.昼
そして昼。この日は学校が昼までだったため、帰るや否や博多総合車両所へ直行。
そこで見た景色は、これまでに見たことのないものでした。
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組まれた足場。そこにかけられ、一部は既に張られたた白い布。
そう、
解体を前にバリケードが張られ始めていた
のです。
先述の通り、このようなことが行われたのは観察を始めて以来初でしたし、このときは放課後で時間もあったので、ここで初めてこの状況をX上にポスト。
博多総合車両所に保存されていた0系先頭車、昨日解体線に入り今日解体作業が始まりました
— はるまき (@harumaki_rwp) February 13, 2024
まさかの解体で本当に驚きです
(速報版ですので後々高画質版は投稿します)#博多総合車両所 #0系 pic.twitter.com/onpAifrBg3
その後も撮影を続けました。
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この時点で既にスカートがバーナーによって焼き切られており、小さいものの解体作業は確かに始まっていました。
その他にも、ドアが外されていたり、後の写真で分かるものの連結器も収納されていたりという変化があっています。
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拡大して見てみると、スカートとノーズの境界だったところにはバーナーによる焦げが確認できました。わざわざスカート部分をいちばん始めに、しかもバーナーで丁寧に取ったのには何かしらの理由があるのでしょう。
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この車両が正真正銘JR西日本所有の22形1047であった証拠も記録しました。
時間の経過に伴って、どんどん幕が張られているのがこのあたりから分かってくるかと思います。
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もともとスカートがあったところで、バーナーによる切断がまた始まりました。散る火花がさらにもう終わりという実感をわかせてきます。
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このときの気持ちの問題もあったのでしょうが、横を通っていったN700系K8編成の連結器の出た姿が、先に旅立っていった700系B4編成の様子を彷彿とさせました。終わる車両とまだ生きる車両。いろいろ思うことがありますね。
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ここでついに横から先頭部が見えなくなり、場所を移動。見てみると、青いアクセントの無くなった、見たことのあるようでない顔がそこにありました。
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時間帯的に妻面が順光となったので、こちらも最後に見ておきました。公開のとき以外は完全体を見せなかったこの面。こんな形で見ることになるとは思っていなかったので、残念でなりません。
そんなことをしながら別れを惜しむこちらを横目に、作業はその速さを緩めず、なんなら上げて進んでいきました。そして数十分でついに…
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すべての白幕が張られて、0系の見た目は仮のものと化しました。
色の区別など存在しないその姿は、これまでのバリケードのない解体より悲しさを増すようにも、姿が見えないから悲しさを半減させるようにも思えて、さらに自分の気持ちを揺らがせました。
その後もまだ解体は進行し…
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スカートの上に、車両のパーツであろう網目状のものが。これは真っ先に重機によって切断されていました。
このあたりで0系の観察は終了。ここからはその他に見えたものをまとめます。
part3.その他
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何やら赤いものが出ている車両を見つけ、見てみました。
すると、そこには「作業中」という旗をなびかせるH3編成が。N700SだったのでH4かなと思ったら、まさかのH3だったのでこれにはびっくり。
ここ最近H4は毎日のように本線に出て試運転をしているので、いつ営業につくか注目ですね。
まとめ
鉄道界隈に激震が走る事態が起きましたが、これも時代の流れとしか言いようがないのでしょう。それにしても、なぜ今のタイミングで解体が始まったのかや、先述の通りなぜスカートだけ別で切られたのかなど、いろいろと謎がある解体なんですよね。それがさらにモヤモヤさせます。
ここから他の保存車であるWIN350や2階建ての100系の動向もチェックが必要ですね。
また何かあればここでも発信していきますし、速報版としてXにも早いタイミングで投稿します。どちらもぜひフォローよろしくお願いします。
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Thank you for reading.