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かつてリュオンは主人公でした

双子魔道士を作る前、リュオンを主人公にしたクロスオーバー長編RPGを
作っていました。
その名も「竜を宿した少年」

六上由さん、宮波笹さん、ロディさん、アクアさんのそれぞれの作品に
登場するキャラをクロスオーバーさせ、リュオンの囚われた運命に立ち向かっていく王道RPGの予定でした。


当時のリュオン

要約するとこんなキャラ設定です。
今よりも2歳若く、武器は忍刀です。
服装も当時は香月さんの描いた全身イラストがなかったので、
想像での服装になります。また、鼻にはばんそうこうを付けてます。

ちなみに上記のイラストは友人に描いてもらいました。

魔法学者の父が研究中に起こした事故の影響で『逆竜』の力を
宿してしまった少年。
年を取らなくなり、また度々竜となり暴走してしまうことから、
苦肉の策で封印される。

その1000年後に封印が解け、この竜を引きはがすために
旅をするというのがこの物語の主旨です。

性格は現在のリュオンのベースにもなっている
明るい性格なんですが、この逆竜というのが暗い影を落としてるため、
無理して明るく振る舞ってるという感じです。
だから今のリュオンに考えられないような、闇を感じさせる表情もありました。

右上2つが該当の表情です。

逆竜って何?

竜の反逆者という意味で『逆竜』と呼ばれてました。
かつて世界を救った竜の英雄がいたのですが、その力をヒトが悪用しました。
その後、とある竜によって鎮圧された後、竜の王はヒトの世から離れ、
関係を絶つことを決めました。
が、それを良しとせず、ヒトを滅ぼすべきだと提唱した者がいました。
それが他でもない、鎮圧した竜。彼は英雄の友人でした。

彼は反乱を企てるものの、竜の王によって力を分離され、
竜の世界から追放されました。

竜の世界に戻り自分の力を取り戻す方法を求め、さまよっていたところ、
リュオンを発見。
彼に自分の力が宿っていることに気づき、暗躍します。


なぜリュオンに逆竜の力が?

実はリュオンは竜の英雄の生まれ変わりと後に判明する予定でした。
そのため、逆竜の力がその魂を感じてリュオンに宿ったというのが理由です。


そして深き海の底へ…

とまあプレイ時間は5時間分遊べ、引き込まれるシナリオだった作品でしたが、
残ってる作業が多すぎて先が長すぎること、
僕のメンタル面が持たないことを理由に
この作品は永遠の海の底へ沈むことになりました。
(関係各所に謝罪した上で、承諾していただきました。)

長編作れる人は本当に尊敬できます。強靭なメンタルを持ってるんで。


ただいま…!

しかし、リュオンは思い入れの深いキャラだったので
またどこかで使いたいという気持ちが残っていました。

そして双子魔道士シリーズ3作目
双子魔道士の異世界冒険譚 -異世界訪問と盗まれた食べ物-」にて
彼は帰ってきました。


以上、今日はリュオンが主人公だった時の話をしました。
ちなみに当時のゲームデータはプレイできる状態で今も残っておりますが、
他の作者さんのキャラを使用してる関係上、勝手に再アップとかはできませんので、どうかご了承ください。

さて、次はなにを語ろうかな?

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