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【フリゲ分析】地水火風(作:八幡ひろき様)

先日短編RPGについてのコラムを書いてましたが、
今回実際に短編系の作品をプレイして、どうなってるか分析してみようと思います。

今回プレイしたのは八幡ひろき様作の「地水火風」です。

DLはふりーむからできます。

可能な限りネタバレは伏せますが、
分析上、してしまう箇所もいくつかございますので、
これからプレイを考えてる方はご注意ください。


オープニング


主人公は上記勇者の子孫(男女選択可)で、
王様から再び4属性の象徴を奪い返し、闇を振り払ってほしいと依頼されます。

短編RPGは最初に提示されることが最終目標だと非常にわかり良いです。


パーティ構成と攻略順の自由さ

この作品はユニークなキャラが登場したり、
一本道をたどっていくというパターンではなく、
酒場で喋らない職業キャラを仲間にしていくパターンです。
(DQ3のルイーダの酒場みたいな感じです。)

仲間キャラは下記の職業が男女で用意されております。

戦士:武器攻撃が得意
格闘家:拳による打撃が得意
僧侶:回復魔法、バフ系魔法が得意
魔術師:攻撃魔法、デバフ系魔法が得意
弓使い:弓攻撃とバフ魔法が得意

僕は下記のように、戦士、僧侶、魔術師のバランス型でプレイしました。
しかし、これが当然正解というわけではなく、
同じ職業2人を入れて旅したり、全員物理職にしたり、
あるいは一人旅というのも選択肢に入るでしょう。

ちなみに名前はフォロワーさんから取ってます。

また、下記のように攻略順もフリーなので、最初のエリアで超レベルアップしていきなり北西の風属性エリア(ラスダン除けば敵最強)に殴り込みも
全然有りです。


拠点数

このゲームの世界にはスタート地点の城下町と、
各地方に点在する一軒家が7つあります。

城下町は全体的に初心者の館です。
ここにだけあるのはパーティ編成ができる酒場と、
戦闘不能になった者を復活させる教会です。
(正直後半蘇生アイテムや魔法が大量に手に入るので、使わないです)

一軒家は宿屋、武器防具屋、道具屋といった施設があり、
右上にはヒントをくれる人がいるという、街の機能を凝縮したものに
なっております。

広い街を作るのがめんどくさいなとなったら、
こういう形にするのも一つの手です。
自分なら狭い街を作って、内装のないマップにするかもしれません。
(施設の扉を開けたら、接客対応)


ダンジョン数

要となる地水火風の4つのダンジョン。
通り抜けるだけのダンジョンが2つ。
重要アイテムが眠るダンジョンが2つ。
そしてラストダンジョン。
合計9つですね。

大地の洞窟は地下3階層まであります。
最初に行くことを想定してるからか、敵は4つのダンジョンでは最弱です。
ラストフロア手前でダンジョン脱出のエスケープリングと
ファストトラベルに欠かせないテレポートリングが拾えます。
ぶっちゃけこの2つがあるとないとで探索の難易度が変わります。

水の洞窟は地下4階層まであります。
大地の洞窟より階層は深いですが、毛の生えた程度のダンジョンです。
ただ分岐が多くて、宝を手に入れるまでの距離が長かったり、
探索者泣かせなところはあります。

南東の川の地下は1階層のみの通り抜けダンジョンです。
ここを越えないと火のエリアに行けません。

マグマのほこらは重要アイテムが眠ってる1階層のみのダンジョンです。
炎の洞窟に行くにはここにあるアイテムを回収しなきゃなりません。
さらに溶岩のダメージ床のせいで、HPがみるみる減っていきます。
これもここにあるもう一つのアイテムで緩和できるのですが、
それまでは回復アイテムが手放せません。

炎の洞窟は全6階層です。
内部は広く、分かれ道も多いので宝集めをする場合は探索者泣かせです。
なにせ、店売りじゃない武器とかも落ちてるので…
溶岩のダメージ床が多いですが、マグマのほこらで手に入れたアイテムが
ここでは役立ちます。

西のトンネルは通り抜けダンジョンですが、5階層もある長いダンジョンです。
そのため抜けるまで時間がかかります。
道中に宝箱も多い上に、分岐が多いので、やはり探索者泣かせです。

防風のほこらは重要アイテムが眠っている1階層のダンジョンです。
内部はそこまで広くないですが、風の塔に入るためのアイテムが眠ってるところが、若干面倒なところにあります。詳しくは言えませんが…

あと、このダンジョンと風の塔にはメタルスライム的な経験値をくれる
ワンダーブックと、踊る宝石的なお金をくれるほうせきばこが出現します。
狩り場として優秀です。

風の塔は8階層のダンジョンです。
入るためには防風のほこらで手に入るアイテムが必要です。
左右対称のため、比較的回りやすいのですが、
5階からは落とし穴を利用しないと、入れないエリアとかも
出てきます。
落とし穴をルートに組み込むと面白いダンジョンができますが、
その場合は下のフロアの構造も気にしながら作らないといけませんね。

ラストダンジョンは2階層(1階層のエリアが4つに分かれてます)
2階に上がるためにトゲを引っ込めないといけないので、
西、北、東のエリアを回ってレバーを倒す必要があります。
ちなみに入口のエリアには、各職業の最強武器が落ちてます。


宝箱に入ってるもの

基本ダンジョンに入ってるものはお金が多かったですね。
装備品の値段が少々高めなので、ダンジョンで手に入れるお金を元手に
強化していくという形になります。
(職業によってはそれでも足りない場合はあります。)

中盤以降はお金だけじゃなく、蘇生アイテムのリザーブドリンクと、
MP回復のエーテルドリンクといった非売品回復アイテムが手に入ります。
加えて炎の洞窟と風の塔では、職業ごとの非売品武器も落ちてます。

結構僕、宝箱にいれるものは悩みますが
むしろお金に振り切らせて、プレイヤーに使い道を委ねるというのも
良いなと思いました。


戦闘について

実はTPB(タイムプログレッシブバトル)を採用してる作品を
プレイしたのは初めてでした。
ターン制では敏捷性の順番で動くため、パターンが一定になりやすいですが、
TPBだと最初に回ってくるキャラがランダムなので、
都度選ぶ技を変えたりなど臨機応変さが求められます。

ちなみにザコに即死魔法が通りやすく、魔術師が最初に動ける状態なら
即死で終わらせるということもやりやすいです。
(もちろんラスダンの敵には耐性持ちも出てきますが)

テンポの悪さは全然感じなかったので、
TPBも有りだなと感じました。


全体的な流れを見て

始まりと終わりは王道で、
特にユニークな性格のキャラは出てこないものの、
全体的にプレイしやすい短編作品だったと思います。

最初に行くダンジョン2つは特に壁はないものの、
後半からは通過ダンジョンや重要アイテムの入手という
壁が立ちはだかりますね。
この壁があって、マンネリ化を防いでるというように感じます。

ただ、西のトンネルは少々長すぎかなと思ったり。
(場所的に風のエリアが高地にあるからだと思いますが)
あくまで僕の感覚ですが、通過ダンジョンは短くてもOKだと思います。

ダンジョンの攻略は要のダンジョンが各30分くらい
重要アイテムのダンジョンが15分くらい
川の地下は15分、西のトンネルが30分くらいかなと思いました。

かかった時間はおよそ5時間。
たぶんレベル上げすぎたからかな(本来は3時間くらいのようです。)

あと、個人的な好みとして各ダンジョンに出てくる敵は
それぞれの場所に合わせたものが出てくると相乗効果で
良かったなと思いました。
(弱点をばらけさせるという意味では有りですね。)

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