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人には人の地獄がある

突然ですが、「隣の芝生は青い」とか「ないものねだり」とか、世の中には他人が羨ましく見えてしまうことが多々あります。
私も例外ではなく、Twitterなんかやってると色んな作家さんの大活躍が毎日流れてきて、「●●万部突破」「重版」「受賞」「シリーズ続刊決定」みたいなキーワードにいいなーと思うばかりです。私も何万部とか言いたい。そんな感じで他人と比較してばかりだと、作家業に限らずですがメンタル病んでいく一方です。
そこで、この数年心にいつも留めている言葉があります。

人には人の地獄がある。

もともとは、アナウンサーの方の言葉だそうです。
地獄とかおっかない単語だなーと思うんですが、この言葉を胸に留めるようになったら、生きるのがすっと楽になりました。

売れっ子の作家さんと話してても、この人にはこの人にしかない悩みや苦労があるんだなーとすなおに思えるし。
自分には自分にしかわからない地獄があるので、その中でできることを真面目にコツコツやっていくしかないなーと思えるし。
誰かに知ったようなこと言われても、うるせーこちとらがんばって地獄生き抜いとるんじゃと思えるし。

他人を気にしてしまうのも自分だし、そんな自分をコントロールできるのもまた自分。自分にしかわからない地獄をどうにかクリアしながら、やっていきたいものです。
あと、地獄地獄と書いてきましたけど、大変な中でも楽しくやれるように、本当の意味での地獄にしない努力もまた自分にしかできないんですよね。
楽しく生きたい!

――なんてことを、どうして急に書いたかというと。
ここ数年胸に留めている言葉でもあり、どこかで使いたいと思っていたので、遂に作中に出しました。なんでもネタにするよ!

というわけで、ここから宣伝。
恋シェイク下巻にあたる『恋とシェイクと春休み』が本日発売です。作中に例の言葉が出てきます。

恋シェイク編も後編、いまいちだったバレンタインに、学校生活も大ピンチ! 詩織の恋の行方をどうぞ最後まで見届けてください🍟

なお、Eバーガーシリーズもこれにて5冊、スピンオフ含めたら6冊にもなり、がんばってきてよかったなぁとしみじみしております。

『恋とシェイクと春休み』、どんなシーンでこの言葉が出てくるか、よかったらチェックしてみてください!


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