人生初のディナーショーが最高すぎた話 浦井健治クリスマスディナーショー参戦記
約1か月かけて肌の調子を整えた。デパートのコスメ売り場でアイシャドウを買って、ついでにお化粧の仕方を訊いた。今日に備えて普段からメイクを練習した。髪を染め直した。マスクしても落ちにくい口紅を買った。でもネイルシールは難しくて貼れなかった。
そんなこんなで迎えた12月24日、浦井健治クリスマスディナーショー昼の部に参戦。少なくともここ数年で一番綺麗な自分でいるに違いない。そう言い聞かせて東京會舘へ向かう。
美味しいコース料理…の前に
浦井くんの仕掛けたイタズラが。
わあ。スペシャルカクテルがある!と思った次の瞬間、思わず笑ってしまう。
「"私のハートはズキュンバキュンドキュン"ください」って言うの?
同じテーブルの皆さんに思わず訊いてしまった。浦井くん、言わせたいんだねー。と見解が一致。ちなみに伺った皆さんは、指差して「これ下さい」と告げたそう。
東京會舘の美味しいコース料理
クリスマスに、ちょっとおしゃれして美味しいコース料理をいただくって、なんかいい。前菜の写真を撮り忘れたのはご愛嬌。
どこらへんがタピオカで、どこらへんがロワイヤルなのかは謎。ビーフの美味しい出汁が幸せをくれる。
美味しいメイン。カレイは普段あまり洋食では食べないけれど、身が淡白なのでどんな味付けも合うんだなと勉強になった。
デザートも美味しくいただき、コーヒーを飲んでいるとBGMに「バナナココナッツセット」が流れてくる。いよいよだ。
浦井健治、登場!
ショーの始まる少し前から、アルバム「VARIOUS」の曲が流れ始め、「もうすぐ行くよ〜」と浦井くんから声がかかった気分に。
バンドの皆さんがステージに登場し、音合わせ。こちらのテンションも上がる。そんな中、黒のジャケットにインナーも黒のシャツ(キラキラしてた)、黒のパンツ(キラキラしてた)で浦井くんが登場。髪色明るめ。
1曲目は、レミオロメンの「粉雪」。浦井くんが歌うとなぜかキュッと胸が締め付けられる。歌いながら嬉しそうに手を振る浦井くんが、キュート。
ピアノの大貫祐一郎さんは「井上芳雄さんから借りてきた」らしい。大貫さんに「芳雄さんの名前を出すたび500円」のネタを振られ、今日も4回出したから僕が集金します、と大貫さん。
芳雄さんの名前を出すたび500円。雑誌のインタビューやコンサートゲストでお話するとき、浦井くんは井上芳雄さんの名前を出しがちだ。前からそれをネタにされていたけど、明日海りおさんのコンサートで実際に徴収しちゃったからなあ。でも面白いからこれからも、500円徴収ネタは続けて欲しい。
ロックオン?
あまりの衝撃ですっかり何の曲の時だったか記憶がぶっ飛んでいるのだが、右隣の子が浦井くんにロックオンされていた。ロックオンのお裾分けをもらうわたし。自分がされたわけではないのに、「ひぃやぁぁぁー」と叫び出したい気持ちになる。
終わったあと思わず話しかけてしまった。願わくば、あの空気を共有した同じテーブルの人たちとまた劇場で会って、終わったあと一緒にお茶でもして盛り上がりたい。
練り歩きまくる浦井健治
58卓もあるテーブルに、ぜーんぶ行くと言う浦井くん。ファンを大事にしてくれるのは嬉しいけど、無理しないでよ?と思うオバさんをよそに、どのテーブルでもサービス精神をこれでもかと発揮する。ほんとうに楽しそうで、ずっとずっと見ていたくなる。
宣言通り、テーブルの間を縫うように何度も歩きながら、温かい笑顔と美しい歌声で広い広い会場をいっぱいにする健ちゃん。58卓に集まったみんなの幸せオーラが、あなたに伝わっていますように。
神席で見る浦井健治がカッコ良すぎた件
チケットを受け取った時にビックリしたのだが、テーブル番号は「1」。最前列向かって左側の卓だ。しかも行ってみたら、席はステージ側。これ以上浦井くんとの距離が近い席は、たぶんこの会場に2席くらいしかない。
神席から見る浦井健治は…イケメンだった。いや知ってたけど。最近お馴染みの赤いシャドウが肉眼で見てもはっきり分かる距離感。顔が小さい。いや知ってたけど。
実は朗読劇ラプンツェルの時に最前列をもらい、これ以上の接近はないだろうと思っていた。今日、会場に話しかける浦井くんをそれより近くで見られた。見惚れてしまって、何を話してたのかまったく覚えていない。頭が真っ白。「カッコいい」しか出てこない。
お、おおお見送り?
ショーの終わりに浦井健治さんのお見送りがあります、と言われた時、屏風の前で挨拶でもしてくれるのかな〜と軽く考えていた私は甘かった。念のため顔のアラが目立たぬようマスクをして行って良かった。
浦井くんはひとり屏風の前に立ち、テンション高くわたしたちをひとりひとり見送っていた。「イェーイ」「メリクリ!」と言いながらひとりひとりとハイタッチを…
は、はははハイタッチ?ハイタッチですか!?と戸惑っているとすぐわたしの番。「メリクリ!」とハイタッチしてくる健ちゃんに「楽しかったです!」と伝えられたのがせめてもの救い。ノリノリでハイタッチしたら、金網つじさんのバングル落としそうになった。春馬くん、ごめん。
おっきくてあったかい手だったなあ。
おまけ わたしに力をくれたアクセサリーたち
ベツレヘムパールのイヤリングとブローチを買った時、意匠の精巧さと美しさにうっとりした。同時にパレスチナ自治区のひとつであるベツレヘムの職人さんたちに思いを馳せた。かの地に暮らす職人さんたちが、1日も早く今日のわたしのように、幸せな時間をゆっくり過ごせるようになりますように。
指輪は『終わりよければすべてよし』のヘレナ気分を味わうために、伯爵家に代々伝わるライオンの指輪と似たものを。同じかも。
おまけその2 うらけんサーモマグ
クリスマスディナーショーのグッズがあって、全部入りのセットを購入。中に入っていた、うらけんイラスト入りサーモマグを早速使ってみた。
飲み物の保温レベルは、普通のマグカップ以上象印のサーモマグ未満、という感じ。カワイイから在宅勤務の時使うことにする。
おまけその3 セトリ
注: 順不同・抜けあり。そして曲名が分からないものものあり。いま夢の中みたいにフワフワしているので、もしかしたら歌ってないものあるかも。誤りや補足あったらご指摘ください。訂正します。
・粉雪(レミオロメン)
・バナナココナッツセット
・スパークル(RADWINPS)
・キャッチボール
・シアワセノカタチ
・マイフェアレディから2曲(片方は「君住む街で」)
・キレイは汚い、ただし俺以外(メタルマクベスより)
・魔法に導かれて(キング・アーサーより)
・私は立ち上がる(キング・アーサーより)
・トゥナイト(ウエスト・サイド・ストーリーより)
・民衆の歌(レ・ミゼラブルより)
・時が来た(ジキル&ハイドより)
・恋人がサンタクロース(松任谷由実)
・いつかのメリークリスマス(B’z)
・365日(Mr.Children)
・Color of Dream
追記
以下noteでユーミンの「恋人がサンタクロース」に振れ、そんなクリスマスを過ごしたことは無い、と綴った。だが今日のクリスマスディナーショーで「恋人がサンタクロース」の流れる中を練り歩く浦井くんを観て、ああ彼がサンタクロースだったのだな・・・と。
どうやらわたしは、熱に浮かされているらしい。