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脳の自動化プログラムとマーケティング
こんにちは、ハルログです。
今日は日曜日で完全に家族サービスデイです。「いや、ただ家族と一緒にいることだけが家族サービスではないよ!」と息子たちと遊んでいたら断罪されました。
妻からすると、夕食を代わりに作ったり、子供を連れ出して完全に一人の時間を作ってくれたりと、奥さんに対してのサービスも含むのだと、そういうことみたいです。
ということで、今日はパパが腕によりをかけて夕食作るぞー!と意気込んだのですが、「それだけはやめて。」と秒で却下されました。はい、料理のセンスが全く無いのを忘れてました。
ということで、今日は外食コースだったのですが、ちょっと寒くて家からも出たくない、という妻のリクエストでデリバリーを頼むことに。
お好み焼きとか、ハンバーガーとか、うどんとか、いろんな意見が出た末に今日はたこ焼きでいこう!ということに決まりました。
近所においしいたこ焼き屋さんがあったのですが、ウーバーイーツや出前館は対応していないと言う・・・。
仕方なく、極寒の中、もちろん私がたこ焼きを取りに行くことになりましたよ、、となるはずだったのですが、なんと珍しく妻が「私が行ってくるわー」と謎の立候補。
ちょっと何か企みがあるのではないかと疑ってしまう展開でしたが、おそらくずっと家で子供と一緒にいるので、一人になる時間が欲しかったのでしょう。と言うことで、遠慮なく妻に買ってきてもらうことにしました。
ただ、ウーバーイーツや出前館が対応していないと分かった時点で、一瞬「え、じゃぁ他のところにしようか」と思ったくらい、外食の宅配はスタンダードな価値観になったんだなぁ、と自分でもびっくりしました。
で、こういう価値観って自分の知らないところでどんどん浸透しているものです。
コロナの前までは室内でもマスクを常につけているなんて考えられませんでしたが、今ではなんの価値観もなく全員がしてますもんね。むしろ、してない方が違和感でしかありません。
そして、外出をする=マスクをする、という行為も自動プログラム化されていくわけですね。
・テイクアウトする=宅配してもらう
・外出する=マスクをする
そして、この自動化プログラムを意図的にしていくことを、マーケティングと呼びます。
バレンタインになると、一年分のチョコが売れるのも、ケーキ屋さんが一年分の売り上げをクリスマスにあげるのも、節分に恵方巻きが飛ぶように売れるのも同じ自動化プログラムを利用しているわけです。
「バレンタインにはチョコを贈って愛を伝えるもの」
「クリスマスにはケーキを食べるもの」
「節分には恵方巻きを食べるもの」
チョコや、ケーキ屋、恵方巻きの良さを必死に伝えるのではなく、
「そのものを買わざるを得ないような価値観を作って浸透させる」
これが、マーケティングで大事なところです。
逆を言うと、この自動化プログラムが働いている時点で、それはマーケティングの戦略にはまっているとも言えます。
今回うちでたこ焼きをウーバーイーツや出前館で頼もうとしたことも、テイクアウト=宅配する、という自動化プログラムが脳内に作られていたわけですね。
そんなことを考えているうちに、妻が大量のたこ焼き(5船)と唐揚げ(3箱)を嬉々として帰ってきたのを見て、
「誰がこんなに食べるんだろう・・・」
という自動化突っ込みを必死に飲み込んで、夫婦喧嘩の勃発を避けたのは、自分しか知らないファインプレイでした。
と言うことで、今日はこの辺で。