就活の振り返り
卒業まであと2ヶ月ちょっとなので、去年の大きな成功体験である就活の振り返りを自己分析を兼ねてしてみる。みんながやってないうちにこういう自己分析をやって、将来に役立てるのが目的。
『自分の就活とは』
まず、自分の就活を振り返ると、結果は内定4社(メーカー2社、商社1社、銀行1社)で、大手食品メーカーに入社を決めた。決めた理由は、第一志望群だから。というのが一番の理由だけど、そこを深く掘って考えると、「誰もが知っている商品を売って、人を笑顔にする」というのが根底にあって、モノ(目に見えるもの)を作って、売って、人に喜ばれるっていうビジネスモデルが、頭が良くない自分にとっては、1番目に見えてわかりやすく社会貢献のイメージがついたからだ。(働くとは、社会貢献=人に喜ばれる=人を笑顔にする、結果自分が認められるという考えがあった)
『失敗談』
ただ、結果は最高に幸せやったけど、順風満帆に来たわけでは全くなくて、むしろ失敗が多かった。ビリヤードで言ったら、9以外全部相手に入れられて、9だけ仕留めて勝った感じ。失敗を上げると、
①企業選びの甘さ
②ES落ちまくった
③行きたくない企業に行きかけた
の3つが考えられる。けど、最終的には行きたい場所にたどり着けた。ではそれがなんでなのか?またそれぞれの経験でどんなことを学んだか?を書いていく。
「①企業選びの甘さ」
まず①の企業選びの甘さということで、なぜこの状況が生まれたのかというと、❶時間がないという言い訳を基に企業を選んだこと❷業界を絞りきれなかった❸軸がしっかりしてなかった、この3点が原因だと考える。
具体的には、
❶は、同じ食品業界の味の素や、エスビー、日清などはESが難しく、時間がないと考えて受けなかった。時間管理がしっかりしていれば、コマ数が増えるし、提出も可能だったはずだ。なぜ時間管理が上手くできなかったのかというと、ESをタリーズで友達としたりした結果、集中できずに作業が中途半端になったからだと考える。
❷は、BtoCを受けることははっきりしていたが、BtoBを受けるかが曖昧だった。toCだけを受けることに戸惑いを感じていたからだ。理由は、ES通過率が低く、安心感が全くなかったからだ。その結果、toB企業の進め方が中途半端になって、さらに不安になって、全然興味のなかった地銀とかを保険に受けてしまった。
❸は、自分が持っていた就活の軸は、・メーカーであること・自分をしっかり育ててくれる・リーディングカンパニーであることの3つだった。しかし、リーディングカンパニーであることは、内定先の先輩に電話で教えていただいたことであり、解禁時には考えていなかった。よって、メーカーであることと育ててくれることの2点が軸であったため、かなり抽象的であったことが大きな原因であると考える。
そしてこの3点から学んだこととしては、
→時間管理は自制心を持って行動しないと、上手くいかない。(友達には良い意味であわせない、すべてに言えることではないから注意)
→悩んだらとにかくやってみる。(就活後にtoBもうちょい受けたら良かったと思えた)
→自分軸を確立しないと正しい判断ができず、望んだ結果にはならない。(軸は大切)
→自分に自信を持つこと。(己を信じ切ること)
この4つだ。
「②ESに落ちまくった」
次に②のESに落ちまくったことだが、まず結果が、食品・飲料が6/14社、日用品・化粧品が2/5社、銀行が4/4社、電子部品が3/5社、自動車部品が0/1社、小売が1/1社、商社が1/1社だ。化粧品、銀行、小売を消して、食品とかの優良企業を探すのが正解かな。会社でも中途半端にならずに、軸に沿った決断をしていきたい。
本題の落ちまくったことだが、落ちたことの何が嫌だったのかについて考えた。その結果、❶頑張ったのに報われない悔しさ❷他の人は結構通っていた❸焦りの3点だと考える。
具体的には、
❶頑張ったのに報われないという悔しさがあった。理由は、他の誰よりも就活をしている自信があったし、情報も持っていたと感じていたからだ。だけどESに関しては結果が出なかった。なぜなのかを振り返ってみると、企業が欲しがる人材であることの証明が文中ではできていなかったからだと考える。ESの突破率だけを上げるのであれば、企業に合わせた文章にするべきだと思う。ただ、嘘はつけないので難しい。情報集めなどの努力自体は間違っていないし、得意分野である。だからこそ、ESなど、誰しもがやることは本質を理解すべきだと感じた。人生においてそんな場面が多々ある。
❷は、❶と通ずるところが多いのだが、自分は基礎よりも、情報集めに走る傾向がある。基礎の重要性を軽視してしまうことがある。ES問題はその結果だし、バイトでも最初の重要性を最近特に感じる。ではどうすればいいのかについて考える。答えは1つあると考えていて、最初は反復練習を行うことである。状況を設定し、自分で口に出して、練習する。そうすることで、実際の場面では緊張しない。事実、面接では自分の実力を発揮できた。(面接は始まる前から練習しまくってた)基礎ができるなと感じてからの情報が自分にとって100%活きる情報であると感じた。会社でも最初の1年は意識していきたい。
❸はシンプルに焦っていた。た◯めーるの会社だけはいきたくないと考えていたからだ。落ちた時点では面接は経験しておらず、未知だったから。メーカーを出すと決めた時点である程度の通過率は情報で予測できていたのだから、もっと同じ業界で保険をかけておくべきだった(行きたいと思える会社に限る)。決断する際は正しい判断で保険をかけることの大切さを学んだ(時と場合による)。
この3点から学んだことは、
→頑張っても報われるとは限らない。正しい努力をした場合のみ報われる。(ESに関しての努力は100パーに近いかと言われればそうではなかった。)
→情報集めに関しては得意分野である。ただし、基礎はおろそかにしないこと。ちゃんとやれば人以上の結果が出せる。(面接が良い例)
→決断をする際は、自分の未来を想像することが大切。でなければ目標達成がその度に難しくなる。
「③行きたくない企業に行きかけた」
最後に③の「いきたくない企業に行きかけた」だが、これはどういうことかというと、5月の終わりに大手メーカー(行きたくない)の内定をゲットした際に、キープしていた大手商社と銀行を手放した。そして面接が残っていた第1志望群の会社にかけた。しかし、全落ちしてしまい、手持ちが消えてしまった。そこからハウスの連絡くるまでの2日間、絶望して家に引きこもっていた。なぜそうなったかというと、前述した、業界が中途半端だったこと、保険のかけミスの2点だ。
この絶望の2日間から学んだことは、
→後で後悔したくなければ、最初を大切にすること。(ES通ってたらもうちょい楽やった)
である。
『メンタル面でどう乗り越えたか』
上記した3点に関して、共通しているのは、「こんだけやってるし絶対成功する」というマインドを持っていたことである。「俺ならできる」という言い方もできる。ただ、このマインドはどんな場面でも通じるものではない。テニスの試合で「Aを倒したい」と思っても、対策や準備をしていなければ、実力で上回ってない限りは勝てない。自信がつくまでやり込んで初めてそのマインドが通用するし、同じことを考えてても普段とは違う感じ方になる。だから、準備と基礎(最初)は特に大切である。そしてこのマインドは、次の段階に進む際の指標にもなると考える。なぜならこのマインドがあれば、自然と練習回数が増えるからだ。それが結果になって出ると考える。自分は天才タイプではないから、この考え方は劣勢時には使って行きたい。今後の人生で参考にしていく。
『まとめ』
最後に、なぜ就活がうまく行ったのか?という問いの答えを考えてみた。それは、「最後まで諦めない」という気持ちをもって、粘り強く取り組んだからだ。大切にしてる価値観でもある。ただ実際に体験したこととしては、大学受験以来な気がする。例え、過程の段階でミスをしたとしても、「後ろを見ずに先を見据えて正しい努力をする。」これが成功に必要なことだと学んだ。そして、ここまで書いてみて思ったことは、ちゃんと振り返りをして、どの場面で生かせるのかについて頭で状況設定して考えることで、同じ失敗を2度と犯さないようにすることがいかに難しく、けれど楽しいということである。書いている間にも、人より成長したなと感じることが多く、それが嬉しかった。今後も、とりあえずは自分の成長のためにnoteを書いていく。また就活に関しては、もう2度とすることはないが、本当に人間力が格段に上がったと感じている。noteを始めることも考えなかったし、意識高い系の本やアカウントをフォローすることも1年前には考えられなかった。人生で一番成長スピードが早かった。だけど、2020年はそのスピードをもっと上げて行きたい。それが目標に近づく道であると信じて残り学生2ヶ月を過ごして行きたい。もう就活(過去)に関してここまでは振り返らない。社会人ほんま頑張る。以上。