エヴァートン選手名鑑【前編】
ジョーダン・ピックフォード
残留の立役者。不安定なディフェンス陣が招いたピンチを幾度となく防いでくれた。彼がいなかったら降格していた。気迫あふれるプレーぶりは悪かったチームの雰囲気を変えてくれた。来シーズンも期待している。
アスミル・ベゴヴィッチ
ボーンマスからフリーで獲得した経験豊富なゴールキーパー。ピックフォードほどの派手さは無いものの、安定感がある。特に印象に残ったのはホームニューカッスル戦。セーブ数6。ハイボールでの強さは圧巻だった。来シーズンも期待している。
アンディ・ロナーガン
彼も経験豊富なゴールキーパーである。出場機会はなかったものの、契約延長のオファーを提示されるということは、それだけチームに良い影響を与えていたという証。来シーズンもチームを支えてほしい。
シェイマス・コールマン
我らのキャプテン。スピード不足、オンザボール時の不安定さなど年齢による衰えは隠せないが、エヴァートンを一番知ってる選手として、そして精神的支柱として欠かせない存在。来シーズンはパターソンとのポジション争いが待っているが、キャプテンは簡単にポジションを譲る気はないだろう。来シーズンも期待している。
ネイサン・パターソン
1月にスコットランドのレンジャーズから獲得した若き右サイドバック。代表でも出番を得ており、期待は大きかったが、無念の負傷。怪我が癒えた来シーズンは、キャプテンとのポジション争いが待っている。移籍金に見合う活躍を見せてほしい。
ジョンジョー・ケニー
アカデミー出身の右サイドバック。最近は便利屋として使われることが多く、本人にとっても苦しいシーズンを過ごした。クラブからの新契約のオファーを断り、ドイツ ブンデスリーガのヘルタ・ベルリンへと加入が決定した。シャルケ時代でもプレーしたドイツで、再び輝けるか。注目だ。
ヴィタリー・ミコレンコ
ウクライナ代表のレフトバック。アストン・ヴィラへ移籍したディニュの穴を埋めるべく、1月にディナモ・キエフからやってきた。最初は不安定だったものの徐々にイングランドに適応し、守備面では確実にディニュを超えた。母国が苦しい状況の中決めたレスター戦でのボレーはクラブのベストゴールにも選ばれた。来シーズンもエヴァートンを支えてほしい。
マイケル・キーン
彼も苦しいシーズンを送った一人。マンチェスター・ユナイテッドのアカデミー出身のセンターバックはミスに直結するミスを連発した。ミス後の自信なさげな表情には怒りを覚えることもあった。しかし、ローブロックを敷かざるを得ない強豪相手との試合では、クロスを跳ね返し、体を張って守備をする。彼に今必要なのは自信。まだまだ代表クラス。
来シーズンも頑張ってほしい。
ベン・ゴッドフリー
イングランド期待の若手CB. 大活躍した昨シーズンが嘘のように調子を落とした今季は怪我やコロナにも悩まされた。ただ圧倒的なスピードによるカバーリングや、対人の強さ、そして最終ライン全般をこなす器用さは、来季も必ず必要。
メイソン・ホルゲート
フランク・ランパード就任後、成長した選手の一人。タフなタックル、身体能力の高さに加えた読みの良さ、高精度なキックを武器にするCBは、圧倒的な守備力と"得点力"でエヴァートンを支えた。特にレスター戦でのゴールはストライカーのようなゴールへの嗅覚を見せた。来季は無駄なカードを減らし、チームを助けてほしい。
ジェリー・ミナ
エヴァトニアンが大好きなコロンビア代表のCB。空中戦、地上戦ともに強く、相手をいらつかせる狡猾さ、そして足元の上手さとこれだけ聞けば最高のCB だが…。彼の唯一と言っていい弱点は怪我の多さだ。ガラスでできた身体は大きな巨体を支えるには脆すぎて、壊れては治りを繰り返している。給与も高い、すなわちコスパが悪いのだ。彼の明るいキャラクターは大好きたが、今夏良いオファーが届けば売るのもありかもしれない。
ジャラッド・ブランスウェイト
前編最後を飾るのは、マンチェスターの両チームも注目する若手大型CB。195cmの巨体ながら、スピードもある。チェルシー戦ではプレミア初ゴールも記録した。バーンリー戦での逆転負け、ブレントフォード戦での退場など苦い経験もしたが、きっとこの経験が彼を強くするはず。来季の飛躍に期待している。(ビルドアップはもっと頑張ってほしい。)
エヴァートン選手名鑑前編はここまで。後編ではMF,
FWを紹介する。お楽しみに。
To be continued…
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