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「お済みのお皿をお下げします」を考える
同じ行為でも、全然違うメッセージが伝わることがある。
先日、家族でイタリアンレストランに行った。
家族は行ったことがあったが、私は初めてだった。
ランチがお得なお店とあって、人気店らしい。
小さなお店のため、すぐに店内は満席になった。
食事をしていると、店員さんが「お済みのお皿をお下げします」と言って、お皿を下げてくれた。
よくある光景なのだが、その頻度がちょっと多いのでは?と感じた。
全員分まとめて下げるのではなく、一人食べ終わるごとに、何度も何度もテーブルにやってきて下げていく。
「お済みのお皿をお下げします」という行為自体は、全く不快ではなく、むしろテーブルがすっきりしてありがたいと感じる。
しかし、ここまで頻繁に来られると、どこか急かされているように感じてしまう。
早く食べ終わってお店を出て欲しいのだろうか?
そんなメッセージを受け取った途端に、居心地が悪くなる。
お店側の事情や店員さんの気持ちもよくわかる。
飲食店でアルバイトをしていたとき、主にホールを担当していた。
お客様に対して「お済みのお皿をお下げします」と言っていた。
わざわざ行くというよりは、注文を受けたり、テーブルを拭いたりしたついでに寄っていた。
特に深い意味はなく、お客様のために良かれと思ってやっていた。
満席で待ちのお客様がいる状況であれば、早くお店を出て欲しいというメッセージとして伝わっていたのかもしれない。
結局のところ、「お済みのお皿をお下げします」と言うだけでは、お客様に対してどんなメッセージが伝わるかをコントロールできない。
お客様が、お店の混雑状況や店員の様子を踏まえて、どう受け取るか次第だ。
「察してください」というのは無理がある。
一言「ごゆっくりどうぞ」と付け加えることで、お客様は安心できるのではないか。
もちろん食べ終わってから何時間も居座るのは問題だと思う。
お店の回転率を上げたいのであれば、席の時間を90分制にするなどして、事前に伝えておけばいい。
お互いにとって気持ちの良い空間であってほしい。
もしかしたら全然気にならない人もいるかもしれない。
小さいことだけど、何か気になるなあって話でした。
あなたは何かモヤモヤするなあってことありますか?
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