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【グランパス】広島に神降臨!ぶちあつな死闘を制す!

昨夜は興奮しすぎてよく眠れなかった。 

9月8日、JリーグYBCルヴァンカップ準々決勝、サンフレッチェ広島VS名古屋グランパスを現地観戦した。

それは15年サッカーを現地観戦してきた中で、過去最高にぶちあつ(広島弁で激熱の意味)な試合だった!

会場はエディオンピースウィング広島。

今年2月に開業したばかりの新スタジアムで、広島待望の街中スタジアムである。

実はこのスタジアムを訪れるのはこれが2回目。

GWに開催されたJリーグの試合も現地観戦しており、その時は2-3でグランパスが勝利している。

良いイメージを持って乗り込んだものの、正直なところ勝算はあまりないと思っていた。

なぜなら、相手のサンフレッチェ広島は公式戦10連勝中で、Jリーグ首位を走る絶好調のチームだから。

これはホーム&アウェー方式で行われるトーナメントの2戦目

ホーム豊田スタジアムで行われた第1戦は0-1で広島が勝利しており、この試合グランパスはアウェー広島で勝つしかない状況に追い込まれていた。

先に1点を取られたら厳しい。

なんとか耐えて1点取ってくれ。

そんな期待を胸にビジター応援席から声援を送る。

ゴール裏の一角に設けられたビジター応援席は、日曜夜にも関わらず、遠方から駆けつけた熱狂的なサポーターで埋め尽くされた。

四方を取り囲むホーム広島の迫力ある応援に対して、少数精鋭ながら統率の取れた一体感ある応援で対抗する。

そんな我々の想いが届いたのか、前半の早い時間帯にグランパスが先制点を奪う。

来日12年目のベテランFWパトリック選手のヘディングが決まり、トータルスコア1-1の同点に追いつく。

よし!理想的な展開だ!

これはもしかしたら、勝てるかもしれない。

応援にもより一層熱が入る。

試合は一進一退の攻防が続き、延長戦に突入する。

両チーム疲労がピークに達する中、延長前半セットプレーから試合が動く。

広島が芸術的な直接フリーキックを決めたのだ。

ゴールキーパーもノーチャンスの完璧なシュートだった。

スタジアムが揺れるほど狂喜乱舞する広島のサポーター。

絶望的な気持ちに打ちひしがれる。

遂にここまでか。

だが、グランパスチームとサポーターは誰1人諦めていなかった。

迎えた延長後半、ゴール前で必死にボールを追いかけた永井選手の執念がオウンゴールを呼び込み、土壇場で2-2の同点に追いつく。

一瞬何が起きたか分からなかったが、奇跡が起きたと思った。

Never give upの精神が実を結んだ瞬間だった。

もちろん応援席は大歓喜に湧いた。

周囲のサポーター全員とハイタッチし、喜びを分かち合う。

両チーム死力を尽くした120分の熱戦はPK戦にもつれ込む。

コイントスの結果、グランパスサポーターの目の前でPK戦が行われることとなり、間近でその結果を見届けることができた。

選手名をコールした後、固唾を呑んで見守る緊張の瞬間が続く。

このPK戦で「攻守」に渡って神がかり的な活躍を見せたのが、グランパスの守護神であり、キャプテンのGKランゲラック選手。

相手のシュートを2本止めただけでなく、なんと2番手のキッカーとして得点も決めたのだ。

通常ゴールキーパーがキッカーを務めることはめったにないため驚いたが、心配は無用だった。

在籍7年目を迎えたランゲラック選手は今シーズン限りでの退団が決まっている。

絶対にグランパスを優勝に導く!

そんな彼の気迫がありありと伝わってきて思わず泣きそうになった。

神かよ。最高だぜミッチ!(ランゲラック選手の愛称)

ランゲラック選手はもちろん、プレッシャーのかかる場面で冷静に得点した稲垣選手、森島選手の活躍で、グランパスがPK戦に勝利し、準決勝進出を決めた。

アウェーで強敵広島相手に会心の”逆転”勝利。

まさに”筋書きのないドラマ”。

スポーツ、現地観戦の魅力が存分に詰まったベストゲームだった!

最後まで熱く戦い抜いた両チームに最大限の賛辞を送りたい。

この試合のことは一生忘れないだろう。

準決勝の相手は横浜FM。

またもや強敵だが、ここまで来たら優勝するしかない。

グランパスならやれる。

勝ち取れ!輝く星(戴冠)を。



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最後まで読んで頂きありがとうございました。











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HARUKI
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