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セックスに誘ったら負けと思っていた結婚当初

 夫婦でセックスで行うとき、セックスへと促すのは、ほとんどわたしです。結婚当初は、自分から誘ってばかりなことに"負けた気がする"なんて思っていました。『わたしの方が夫のことを好きみたいじゃない!』とかぐや様の如く、心で叫んでいるときがありました。別居も経験し、自分らしく生きることが大事だということがわかってくると、もはや「セックスしよう!」と言うことに何の抵抗もありませんし、自分の欲を素直に言葉にしているので、心が楽です。
 夫の仕事が早く終わり、家に夜10時台にいるときには、大概こう誘います。
「今日、セックスしたい。夜12時過ぎると寝むくて、集中できないから、11時半までにわたしのベッドに風呂入って来てください」
 すると、夫は「わかったー」と言います。
 そして、わたしはしこしこと、セックス前の準備をはじめます。ヨニワンドで膣をほぐし、吸うやつでナカイキして、いつでも挿入して大丈夫!という状態をつくります。
 わたしがなぜここまでの情熱を注いで、万全なセックス環境を作るのかというと、達成感と満足感と至福感が得られるからです。だからこそ、努力します。
 そして、夫とゆっくりとベッドでおしゃべりできるのも気に入っています。イッた後に、日常の気づきや子どもの成長などを話すのはわたしにとって大切なコミュニケーションの時間です。わたしたちが夫婦として、おしゃべりする時間は週末の車に乗って出かけるとき、夫がときたま早く帰ってきたとき、セックスするときだけです。書いてみて思いますが、サラリーマンをやりながらセックス時間を確保するなんて、なかなか難しいのではないでしょうか。だから、わたしの最近の望みは、夫と毎日おしゃべりしながら、朝ごはんと夕ごはんを食べることです。
時間を気にせずに、ゆっくりと食事ができる週末の朝ごはんの時間がわたしはかなり好きで、幸せを感じます。
 好きなひとと結婚したのだから、好きなひとと過ごす時間をわたしはたくさん増やしていきたいです。

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