特技ってなんだ?意外な特技の見つけ方
新学期になるといつも頭を悩ませていた自己紹介欄。
やっと解放されたと思ったのに、バイトの履歴書とか、エントリーシートとか、大人になっても変わらない。
「だから、特技ってなんだよ。」
10年ピアノやってます、とか3歳からバレエを習っていて…とかそういうはっきりしたものがあればいいんだ。
でも10年続けたことなんて一つもないし、趣味は本と漫画とYouTubeだし、初対面の人と話ができるとか、絡まった紐をほどくのが得意とか、やたら道を聞かれるとか、旅先で確実に写真を頼まれるとか、そういう説明しにくいプラスそのスキル何に活きるんだよって感じのしか思いつかない。
と、思っていたのだけど。
私の卒業した学校は小、中、高と体育の水泳が必須科目で、特に中学校のプールは50mもあった。私は背が小さかったから、泳げなかったらすぐに溺れてしまう、と心配した親にスイミングスクールに通わせてもらった。周りの子もほとんどがそんな感じで、「水泳ができる」というのは県大会でメダルを取るような子に使う台詞だった。
でも、大学で中高の話になった時、大半の学校では「水泳」の授業がないらしいと聞いてびっくりした。スイミングを習っていた人も意外と少ない。ちゃんと4泳法で泳げて、1kmくらいなら平泳ぎで余裕、となるとそこそこちゃんとした特技になるんじゃないか、と感じ始めた。
部活だって同じで、フルートが吹けたら循環呼吸ができなくたって立派に特技だし、私は今バレーサークルに入っているけど、フローターサーブが打てたら超かっこいい。
「自分ができることはだいたいの人ができる」という思い込みを捨ててしまえば、案外簡単に見つかるものかもしれません。
とはいえ私も10年も前の「書道教室に行っていました」を特技にするのはちょっとキツいなあ、と思うし、今でもやったらできること、できそうなことを考えるのが無難そうですが。
というわけで、もしこのnoteを見て「これって特技と言えるのかな?」「特技が無くて悩んでる」って人がいたらいつでもコメントしてください。
毎日noteを書いているので、「それめっちゃ特技だよ!!」ってやつを一緒に探しましょう。